桃泉の備忘録

日々巻き起こる出来事や知っていて良かったと思ったことをまとめた雑記ブログです♪「知らずに損をした…」という残念な思いを糧に、皆様に共有します!!

【パチンコ店の歴史】玉/メダルサンドの歩みを振り返る

昔の玉貸出し機にお金を入れる

サンドで空気の読み方を覚えた。

パチンコ店で遊技するために必須のサンド。
とはいえ最近のサンドはテレビにUSB、計数機まで搭載したものまであります。

昔はカウンターで借りてましたなぁ…

こんにちは。桃泉です。
パチンコ店は時代とともに、サンドも大きく進化を遂げました。
桃泉も仕事に遊びに15年以上付き合いがありますが、その進化には驚きです。

という訳で、今回は玉/メダルサンドはどのように進化したのかお話します。
懐かしい気分に浸ったり、新しい発見があれば良いですね♪
 (最終更新:2021/08/17)

進化し続ける貸出しサンド

昔の玉貸し機

始まりは手渡しでした。
玉もメダルも景品カウンターでお金を払って玉/メダルを借りていたんです。
しかしもっと楽に営業するにはやっぱり自動化。
現代サンドの原型とも言える「玉貸し機」が登場したのも必然ですよね。

「メンドイ」が文明を発展させるんだ!

もちろんその頃は桃泉も子供ですから、当時の様子は上司に聞いたり、倉庫で実際に使っていたブツをさわさわする位が関の山。
それでもパチンコの歴史を探るために見て聞いて触った経験は、とても貴重なので感謝しかありません。

モノホンを実際にさわさわしたい方は、レトロパチンコゲーセンに行けば出会えるかも知れませんよ。
たとえばYoutube『パチンコ店買い取ってみた』チャンネルで有名なひげ紳士さんのお店では、当時の空気を再現されています。

 

ゲームセンターのリンクも載せておきますね。
設置機種 | ゲームセンタータンポポ

とまぁ脱線しましたが、今ではしれっと存在しているサンドも、紆余曲折を経て現代に到るのは伝わったかと思います。

それでは「サンド」へと進化した後の姿をもう少し具体的に追っていきましょう。

 

スロットサンドの歩み

メダルサンドはもともと高額紙幣は使えず、千円のみの受付けでした。
今でも小さいお店は千円のみ使えるサンドを使っていますよね。
ただし昔のサンドには下皿があり、そこにメダルが払い出されました。

また、その払い出し方法も独特。
今ではカウントされながら1枚ずつ払い出されますが、昔のは乱暴に「ドサッ」と一度に50枚払い出されたのですよ。
それがまた結構な確率で飛び散ったんですよねw

しかもそれが遊技台2台に1台の設置
つまり、お隣さんとの共有で使っていたんです。
取り出しやすいようにカップが置かれているお店もありましたね。

想像できますか?
明らかにヤの付く自由業の方や、ガチムチの方がお客さんの大部分だった頃ですよ?
もうね、遊技台よりもお隣さんの下皿が気になってしょうがない!

自分のメダルが少なくなると、チラチラ覗いては遊技スピードを調節したものですw
コミュ障の桃泉にはメダルを買う瞬間がドッキドキでしたよ。
……まぁ、オネーチャンが隣だった時は別の意味でドキドキしましたが。

社交性が磨かれましたなぁ~

そういった背景もあり、サンドが各台に設置。
やがて下皿の文化も消え、ノズルが遊技台に伸びる今の形になったのです。
その後はICカード導入で高額紙幣対応になりましたね。

ちなみに、遊技台に直接メダルを入れてくれるサンドも開発され、一部の店舗では導入されたようですが全然普及しませんでした。
遊技台のメダル投入口の横に溝がある理由は、そのサンド対応ということですね。

パチンコのサンド

変わってパチンコのサンドはより大きな変化を遂げました。
最初は台間にあっても「サンド」なんてカッコいい名前ではなく「台間玉貸機」と呼ばれていたようで、桃泉の上司もサンドを「玉貸機」と呼んでいましたw

貸出すのが”玉”という特性上、扱いが難しかったのでしょう。
初めは硬貨のみの貸出しで、下部分の筒を押し上げて玉を両手で受け取るタイプでした。
桃泉も触ったことはありますが、以外と力がいるんですよねw(錆びてただけかも…)

やがて500円や千円札が使えるようになり、待望のノズルが実装されました。
小さいお店は500円で遊べるようにこのタイプを採用していますね。

そしてカード読込み式パチンコ、CR機とともに悪名高いパッキーの登場です。
ここからパチンコとサンドが、きし麺のようなハーネスで繋がれるようになりました。
「PAQY」と表示されたそのカードは”パチンコ”と”ラッキー”を組み合わせたのが由来とかw
人々は硬貨から解放されましたが、今度は券売機ダッシュの時代に突入しました。

玉が無い時に限って当たるのですよ

さらに不便なことに、パッキーカードは当日であっても清算不可能
(正確には管理会社に書類を提出して清算できるけど、そんなことする人いないよね)
なので1万円分のカードを買ってしまうと後が大変、でも3000円程度だと買い足すのが面倒……というジレンマによる脳内チキンレースが展開されていたんです。

桃泉もパッキーカードの時代をギリギリ体験しているのですが、この頃は等価交換よりも3円や2.5円交換のお店が多かったですね。
換金ギャップが大きければチキンレースもよりシビアに。

1000円のがいつも売り切れなんだよ~

加えてパッキーカードの偽造や店側の不正、独占禁止法やらのゴタゴタで結局磁気カードは衰退。
すったもんだの末、現在のICカードが導入された訳です。
ICカード『サイクルコイン』『ナスカカードのように、種類が統一されていないのはかつての騒動の名残でしょうね。

完全武装した現代のサンド

そして現代。
そこには「お金を入れる⇒玉/メダルが出る」で完結するサンドの淘汰された世界が広がっていました。

玉貸し機じゃ時代遅れなんだね…

サンドは「もっと便利に!」というニーズを掘り下げ、

・持ち玉の計数/分割/共有機
・会員カードへの貯玉/引出し

・送風によるエアカーテン
おサイフケータイ対応
・持ち玉のレート間移動
・遊技台データの閲覧

ICカードロック機能
・少量貸出し
・TVの視聴

・USB充電

といった数々の装備を身に着け、フルアーマー化しました。

現在のサンドについては別記事でガッツリ書いてますので、お時間があればどうぞ♪

そして未来へ……

もはや「これ以上ないだろう」というほど過剰に進化したサンドですが、その未来は明るくありません。

一つの確定事項として紙幣の変更によるビルバリ(読み取り機)もしくはサンド全体の交換が必要なこと。
さらにメダルレス遊技機や管理遊技機/封入式パチンコの足音が徐々に、しかし確実に聞こえてきますからね。

木の葉積み出来るようになったのに~

もしかしたら現金から電子決済へ完全移行する未来も来るかも知れません。
進化の果てに、サンドの存在は闇に葬られる可能性だって考えられるのです。

いずれにしてもお店はこの不況の中、更なる資金調達に追われる訳です。
「客のお金でお店の施設は賄われている」
これをゆめゆめ忘れないようにしたいものですね。

もはや硬貨や千円札でマッタリ遊べる時代は終わったのですから……

結論まとめ:古き良き時代は戻らない

昔は人の手を通じて様々なやり取りがあった。
だからこそ人と人の繋がりが生まれ、出玉性能以上に「あの頃は良かった」と口々に語られるのです。
昔を知る人からしたら、今のパチンコ店は無機質に感じられるのでしょう。

それでは今回のまとめです。

★サンドの歴史まとめ★ ・最初は手渡しだった
・昔は硬貨や千円札など少額で楽しめた
・お客さん同士で共有して使っていた
・不正や不便さから進化し続けている

もうね、あの頃は戻らないんですよ。

大型店の台頭でほぼ全てが自動化され、アクリル板が客を隔離し、接客は貼り付いた不自然な笑顔……
今はこんなパチンコ店ばかりだと思うのは錯覚でしょうか?

ただ、それでも、何とか生き残っている小規模店はあり、そこには人と人との繋がりがまだ残っているかも知れません。
小さなお店を「居心地がいい」と感じるなら、きっとそれは温もりがあるからだと思いますよ。

昔のようなお店を作りたかったな……

 

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