桃泉の備忘録

日々巻き起こる出来事や知っていて良かったと思ったことをまとめた雑記ブログです♪「知らずに損をした…」という残念な思いを糧に、皆様に共有します!!

「転売ヤーに負けない!」転売を防ぐ販売店の戦略まとめ

転売対策をした販売店

転売ヤーから顧客を守れっ!

と、売店は地域のお客様に商品を適正に販売できるよう日夜努力しています。
こう言い切れるのは桃泉も販売の経験があるからなのですが、2020年は本当に転売屋さんの話題で持ちきりでしたよね。

転売で逮捕者まで出たほどの社会問題でしたな~

こんにちは。桃泉です。
今回は桃泉が販売店でお仕事をした経験から、日々行っていた転売屋さんたちへの対抗策(嫌がらせ)を中心に、お店が行っている具体的な転売ヤー対策をまとめました。

欲しい商品が思うように手に入らずイライラ…なんてこともあると思いますが、お店の戦略を理解することで無駄に心を乱さなくて済みますよ♪

(※最終更新2021/04/26)

転売ヤーは販売店の敵なのか?

空の陳列棚に響く怒号

そりゃあ、もう!!

店長を筆頭にお店が一丸になって目の敵にしていました。

本来なら商品をそのまま陳列しますがモック(商品見本)展示のみにしたり、お願いのPOPを作ったり、大量購入のお客様に目を光らせたり……特に最後の砦、レジでは何度も修羅場を経験しましたw

転売で生計を立てている方のガチギレ率ったら……

実際に様々なお店が転売屋さんに対して厳しい態度を示しています。
緊急性・需要の高い商品、限定品、新製品などを扱うお店は特に警戒しており、家電量販店はその一例になりますね。

私たちは転売や再販売、その他営利を目的とした商品のご購入を固くお断りさせていただいております。

https://www.nojima.co.jp/support/koneta/66503/

『株式会社ノジマ サポートサイト』より引用

転売ヤーがもたらす被害とは?

本来商売は安く仕入れて高く売るのが醍醐味。
その観点で考えるならば「転売=悪」と決めつけるのは早計でしょう。
広義で言えば普通の商売も”転売”ですからね。

ただ、行きすぎた転売行為は本来あるべきWIN-WIN関係を崩してしまうのです。
転売行為がもたらす、メリットとデメリットを挙げてみますね。

《転売のメリット》
高額だが商品を苦労なく手に入れられる
・交通費と時間の節約になる
・店の在庫処分ができる
《転売のデメリット》
・適正価格で手に入る機会が失われる
・買占めで消費者に商品が行き渡らない
・予約とキャンセルの横行で秩序が崩壊する
・需要と供給のバランスが大きく崩れる
・消費者への想いが大きく捻じ曲げられる
・必要のない在庫を抱えることになる
・新規顧客の創造に歯止めがかかる
・必要のないルールの厳格化が起こる
・ルールの厳格化で購買意欲が低下する

大体こんなところでしょうか。
確かに一部のメリットも認められますが、明らかにデメリットが大きいと感じるのは桃泉だけでは無いはずです。

デメリットが大きい以上、多くの方にとって迷惑行為となるのは必然ですね。
転売屋さんが競争激化でどんどん悪質化しているのも大きな問題でしょう。

転売はもはや事業となっていますからな……

お店が転売を嫌う理由はやはりお店の提供する価値が下がる点でしょう。
転売はお店の持つ「品揃え」という価値を大きく下げてしまいます。
地域のお客様に提供できる商品が無くなるのは信頼を損ないますからね。

また、売れ残りを転売屋さんに買って貰えれば在庫処分にはなりますが、価格を下げるのは「お客様に安く買って頂きたい!」という想いから。

転売行為によって「ちょっと得した♪」「掘り出し物を見つけた♪」といった買物の喜びを転売屋さんの買い占め行為が奪ってしまっているのです。

転売ヤーさえ居なければもっと値引きできるのに…

転売とせどりは何が違うの?

転売屋さんとせどり屋さんは混同されがちですが、大まかに
転売屋=新品商品を取り扱う
せどり屋=中古商品を取り扱う
という違いがあります。

どちらかと言えばせどりの方が大きな問題にならない分、世間から厳しい眼を向けられることは少ないです。

ただ、お店からすると転売ヤーせどり屋も大して変わりません。
できることなら地域のお客様に安く提供したい訳ですし、お店の中で価格チェックを行われると一般のお客様にも迷惑ですからね。

何時間もバーコード読み取ってるんだよ!

異例!?ついにマクドナルドも転売対策に乗り出した!

マクドナルドも『鬼滅の刃』のおまけ付きハッピーセットを販売しましたが、異例の転売対策をしたと話題になりました。

・入手困難なレアアイテムをなくした
・おまけの種類は完全ランダムにした
・割引クーポンを停止した
・大量購入を禁止した
・注意喚起の張り紙をした

行われた対策としては上記の通りで、
レアなおまけが無かったこと、ランダム配布にしたことが大きかったと思います。
賛否両論ありましたが、割引クーポンを停止したことも本気さが伝わりましたね。

メルカリでも転売の姿は確認できなかったね♪

 

転売を防ぐ販売店の戦略

限定品に群がる転売ヤー

昔は先着販売という、早く来店した人が得をするシステムがほとんどでした。
しかし今では転売される方があまりにも増え、公平性が保てなくなったのです。
おそらく多くの方が感じている”不便さ”の原因は転売に起因しています。

早起きしてゲームソフト買いに行ったなぁ~

実際にお店はどんな転売対策行っているのでしょうか?
桃泉も実践済みの効果的な転売対策を10種類共有しますね。

①お願いとお断りのPOP

お願いとお断りの張り紙を目にされた方は多いでしょう。
もちろん、このPOP1枚で転売が無くなるとは思っていませんし、POPをいちいち気にする転売屋さんは居られないでしょう。
POPを出しても「そんなの知らなかった」と言われるのが関の山です。

じゃあ、意味ないじゃ~ん!!

しかし、POPには大きな役割があるのですよ。
もしPOPが無かったら、お店のルールがお客様に伝わりません。
POPが無いばかりに従業員が販売をお断りした時、必ずトラブルになります。

POPが無かったばっかりに「○すぞ!」まで言われましたw

また、POPがあることで従業員がお断りしやすくなります。
「自分の考えではなく、お店の考えからお断りしています」という証明ができますからね。

②個数制限販売

「お1人様1つ限り」「ご家族で1つ限り」など、個数を制限して販売する方法は食料品でもよく見かけますね。
値下げ品であれば「2つ目以降は通常価格」なんて方法もとられます。

赤字になるほど値下げしている商品は「1000円以上お買い上げ」といった制限も同時に追加されたりしますね。
なるべく多くのお客様の手に渡るようにという願いから個数を限定しています。

何度もレジに並ぶお客様はお店の中で有名人になります

食料品なら店員さんも笑って流しますが、転売されやすい商品は別ですよ。
明らかに「1つ持っていれば十分」な商品を複数買おうとすれば断られます。

個数制限のトラブルで多いのが「家族」「グループ」という縛り。
線引きが難しいことと、POP表記と従業員の認識に齟齬が出やすいんです。

一緒に歩いていたらグループなのか?話していたら?子供がいたら?こればかりはお客様の良心に任せるしかありません。

POP表記と従業員の認識にズレが生じてしまった時は、証拠となるPOPの内容が採用されるのが普通です。

③抽選販売

くじ引きやジャンケンなど運による抽選で当選したお客様に「商品を買う権利」を振り分ける販売方法です。
商品の在庫が極端に少ない場合はこの方法がよく採られます。

「○○したから商品が買える」といった不公平感は生じにくいのですが、抽選に漏れてしまったお客様には悲しい思いをさせてしまう欠点があります。
場合によっては逆恨みや憎悪を生んでしまうので考え所なんですよね……

また、抽選方法には従業員がくじを引く当選番号貼り出し方式もあります。
お客様が並ばないので密集を避けられる点や、参加した全てのお客様が平等に抽選を受けられる点からこの方法を採用しているお店も多いと感じます。

「当たりが出たから終了!」が無いのはいいねぇ~

ただ、お店が抽選をしているのでルールを無視したり、暴言を吐くなど、お行儀の悪いお客様はこっそり抽選から外されます。
これは桃泉も現場を見ていますので事実ですよ。気を付けてくださいね♪

④子供にのみ販売

ある意味完全に割り切った販売方法です。
店頭には「売り切れ」と表示しておき、子供から在庫を聞かれたら商品を売ります。
おもちゃやゲーム類が転売対象となりやすいのでこの方法が採用されます。

「子供のみに販売します」なんて書くと転売屋さんに隙を見せてしまうので、一般のお客様には「在庫切れ」と案内している訳ですね。

「売り切れです」とウソを言いながらも販売するのは心が痛みますが、そうまでしないと商品が本来手にすべき子供に渡らないのは悲しいことですね。

これはかなり効果大でしたよ♪

⑤店頭に在庫を置かない

「このカードをレジまでお持ち下さい」と書かれたカードはよく見られますね。

普通は高価な商品の盗難防止や、大きな商品で店頭に在庫が置けない場合にこのダミーカードを置きますが、実は転売対策にも有効なのです。

専用のレジに行くことも多いよね~

商品の現物を置かないことから大量購入を防げますし、商品担当者のいるレジで引き渡しをすることでお客様の顔を覚えられます。
店舗内の情報共有も密にできるのでこの方法を採用しているお店は多いですね。

⑥整理券の配布

先着順で販売する場合は整理券配布されることが多くなりました。
整理券をお客さまに渡すことで割り込みや長時間の並びを減らせます。
普通に並ぶよりもトラブルの発生率は格段に下がりますね。

トイレ問題がないのは良いですな!

しかし先着順という特性上、集団の転売屋さんに先頭を抑えられてしまうと一般のお客様に商品が行き渡らない欠点までは補えません。
そのため、「整理券+抽選販売」といった方法が多く採られますね。

⑦店舗印の押印

家電やゲーム機などは保証書が付属しているのでお店のハンコを押します。 

「そんなの普通でしょ?」と思われる方も多いと思いますが、意外と店舗印を押さないお店は多く、大手の量販店でもその傾向は見られます。

購入時のレシートがあれば店舗印は必要ないのよ。

店舗の購入証明は領収書が果たしてくれるので、人件費削減が理由ですね。
しかし、普段は押さない店舗印をあえて押すことで転売対策になるのです。

店舗印があることで転売品を購入した方に転売品だと伝えられますし、新品として売れなくなり、大手通販サイトの利用規約に抵触します。

桃泉が実際に転売屋さんらしきお客様から聞いたのは「プレゼントだから押さないで!」「消すのが手間だからヤメロ!」というお言葉でしたが、「納品の時点で押しているので致しかねます」とお答えして1ターンキルできました♪

⑧店内マイク放送

お願いとお断りPOPと似ていますが、場合によっては転売対策に効果的です。
BGMのように定期的に流れる放送では雑音になるだけですが、転売を疑われる行為を目撃した時にアナウンスを入れると効果が表れます。

放送する内容としては店舗のルールのご案内が中心となりますが、実際に行われている行為(商品を大量に抱えている、価格調査をしているなど)に対しての注意喚起を行うことで「自分が言われている」と錯覚させられます。

直接注意するより放送の方が周囲のお客様にも伝わり、プレッシャーとなります。

マイクを持って転売屋さんを追いかけ回す上司が居ましたw

⑨ご本人確認

きっと身分証の確認が嫌な方は多いと思います。
桃泉も自分が買い物をする時に身分証を求められたら良い思いはしません。
ですが、本人確認をして販売する方法は転売対策にかなり有効なんですよね。

ゲーム機本体などの高額で転売されるものは本人確認が必要な場合が多いです。

監視カメラにしっかりと身分証を写すことで証拠を残せるので、従業員や転売屋さんによる不正を後から証明できるようになります。
チケットの販売では徐々に身分証確認の流れになっていますね。

どんどん不便になっていくのは悲しいですね

⑩店舗の出入り禁止

悪・即・斬の最終手段です。

普通は万引きなどの悪質な行為をしない限り、出入り禁止とはなりません。
やった、やってないの水かけ論になったり、警察沙汰にもなる可能性が高く、一般のお客様にも迷惑をかけるので本当に最終手段になります。

あまりにも転売屋さんが横行して収集がつかない場合、会員カードの購入履歴などから大量買いの証拠が見られた場合、店舗のルールが守れない場合など出入り禁止になる理由は様々です。

桃泉は転売屋さんを出入り禁止にしたことはありません。
しかし「買ってやるんだからいいだろう!」と勘違いされたことを仰る方は店舗内でしっかり共有されていますので問題が起きた場合は……

雰囲気で転売屋さんかどうかは見当つきますよw

さすがにヤリ過ぎ?こんな転売ヤー対策も話題に

チケット転売
「そこまでやるのか!」と感心してしまった転売対策もありました。

意外とお客様たちの反応は悪くないので、成功例としてご紹介します。
転売で手に入れたチケットが無効になるなんて、ご存知でしたか?

逆にそこまでやらないといけなかったのね……

 

正規で買わないと無効に!?

ご存じ『東京ディズニーリゾート』がチケット販売で採用した方法です。

正規販売店以外で購入されたチケットを無効とし、返金もされないという転売にかかわった人を尽く排除する鬼の一手ですね。

さらに恐ろしいことに転売されていないチケットでも、転売にかかわった人が購入したもの全てが無効対象となるのです。
……つまり、転売屋さんからの譲渡もNGと。

知らないで買っちゃった人はトラウマになるね…

正規販売店ではない、チケット転売サイトやオークションサイトまたは金券ショップ等で販売されているパークチケットは無効とされている場合があります。この場合、パークへご入園いただけず、当社による返金等の補償対応もいたしかねますのでご注意ください。

【公式】不正転売対策の実施について | 東京ディズニーリゾート

より引用

原稿用紙に熱意を書かないと売らない!

ロックバンド『マキシマム ザ ホルモン』がチケット販売の際に採用した方法です。

どれだけバンドのことが好きか原稿用紙にメッセージを書かないとチケットを販売しないという、ファン以外お断りの販売方法ですね。

『チケット不正転売禁止法』も成立しましたね…

この方法にはファンからの支持も多く、ダフ屋対策としてはかなり有効だったので「またやるべき」といった意見も散見されましたが、残念ながら廃止になりました。
その理由は「読むのが大変だったから」とのことw

突飛な発想ながらも、あまりに本気すぎる対策に、SNS上では「ホルモンの転売対策最高」「ホルモンのこういうとこ好き」「さすがやることが違う」「ぜひ復活させてほしい」と称賛の声が続々と投稿

マキシマムザホルモン、“狂気の”転売対策に「最高」「さすが」の声続々 | ORICON NEWS より引用 

結論まとめ:終わらないイタチごっこ。戦いは続く…

かなり長くなりましたので最後に軽くまとめますね。

★ポイントまとめ★ ・転売行為はデメリットの方が大きい
・お店も転売ヤーにはうんざりしている
・不正行為が進むにつれて転売対策が厳格化する
・結果的に一般のお客様が一番の被害者になってしまう

転売品を買う方が減らない限り、転売は存在し続けるでしょう。
誰も買わないなら転売屋さんも儲からないので存在意義はなくなります。
しかし現実は厳しいもので、転売品でも欲しいという方は一向に減りません。

さらに転売屋さん同士で情報共有を行い、巧妙なウソやクレームの入れ方、ニセ名刺や偽造身分証の作成なども推奨される始末です。
お店と転売屋さんとの「いたちごっこ」はこれからも終わることは無いでしょう。

普通にお買い物を楽しみたいよね~

 

 

こんな話も書いてます▼ 

「初心者でも一人で決められる!」炊飯器の選び方を解説!!

「お店はワナだらけ!?」お店で衝動買いを防ぐ方法とは?