桃泉の備忘録

日々巻き起こる出来事や知っていて良かったと思ったことをまとめた雑記ブログです♪「知らずに損をした…」という残念な思いを糧に、皆様に共有します!!

「出したくても出せない…」パチンコ店経営の異常な費用10選

パチンコ店の経営費用に頭を抱える経営者

「今日も負けちゃった……」

煌びやかな装飾、ド派手な看板。
パチンコ店には華やかなイメージがありますよね。
あまりにも目立つので、地図の目印にも丁度いいくらいですw

トイレもすごく綺麗なのよね♪

こんにちは。桃泉です。
パチンコ店で負けたお金がどう使われるのか、考えたことがある方も多いでしょう。
桃泉は一応役職としてパチンコ店経営にも関わった経験がありますので、今回はパチンコ屋さんが使う異常な経費について共有しますね。

どんなお店であれ、お店を維持していくには当然諸々の経費が必要になります。
ただし、パチンコ店はその額が尋常ではないのです。
もの凄い額なのでビックリすると同時に「そりゃ勝てないゎ…」って感想になると思いますよ。
(最終更新:2021/06/17)

パチンコ店経営の異常な費用10選

パチンコ店長とオーナーとの黒い会話

 

「外国に流れてミサイルの開発費になっているの?」
「店長が全部懐に入れているの?」

こんな質問が飛び交うように、世間からするとパチンコ店のお金の流れは不透明なものですよね。
桃泉も少しは経理をかじりましたが、最初は分らないことだらけでしたから……

結論から言えば多くのお金は経費に消えています。
前述したとおり、パチンコ店が使う経費はハンパじゃないので、その分お客さんから回収しなくてはならないんですよね。

オーナーの懐に入るのは本当ですがw

それでは具体的に見ていきましょう!

 

①異常な筐体代

パチンコ・スロットの筐体(機械本体)にかかるお金もかなりのウェイトを占めます。
新台で購入すると1台当たり30~50万円と幅がありますが、いずれも高額。
さらに年々台にオモチャが付属し、価格が高騰しています。

そこそこの規模の店だと500台前後ですから500台×50万円……ゾッとしますね。
しかもそれが定期的に入れ替わるわけですからねw

昔は20万円台でも買えましたなぁ…

目的の機械を購入するのにお金が必要なのはわかります。
しかし、シリーズの続編など、人気が出そうな台を購入するためには、それ以前に出た(クソ)台をいくつか買わないとメーカーが売ってくれないのです。
そんな機歴という恐ろしいシステムが業界には存在するのです。
つまり目的の機械を導入するには、通常かかる金額の倍以上は必要になるのです。

そうなると中古台という選択肢が生まれます。
中古なら人気の落ちたものなら1万円~、人気機種は100万円以上と台によってかなり値段が変わります。
これは生産台数が決まっているので、生産数が少ないけど人気になった機種はプレミアがついて値上がりする訳ですね。

それだけコストをかけても定期的に台を入れ替える理由は

最新台を導入しない
=お金がない店
=出ない店

という印象がお客さんについてしまうからです。
印象とか、信用といったフワフワしたものが重要な商売ですから、ここには手を抜けないのですね。

 

②異常な光熱費

電気代はもちろん、水道代だって払わなくてはいけません。
きれいなネオン、空調の行き届いたホール、何百台ものパチンコ台を動かすには光熱費が馬鹿になりません。

パチンコ台を1時間動かすには大体3円ほどかかりますが仮に500台なら1時間で1500円です。
13時間動かすと約2万円ですね。
ちなみに500台の店舗だと月に150万前後の電気代がかかります。

チリ積も過ぎて怖い……

それでもLED電球に変わってからずいぶん電気代は安くなったのですよ。
昔は水銀灯を使っていましたから、照明器具の電気代は現在の約3倍かかっていましたからね……

本当に電気を喰う業種ですから「全国のパチンコ店の電気使用量≒140万世帯分の電気量」という話も聞いたことがあります。
計画停電の時に叩かれたのは当然と言えば当然ですね。

③異常な宣伝・広告費

新聞の折込チラシやCM、パチンコ専門の番組に出資して自店を撮影するという宣伝方法もありますね。
他にもDMやパチンコ専門のインターネットサイトに登録したり、様々な方法で宣伝が行われています。
ここにも当然、多額のお金が支払われています。

たとえば折り込みチラシ代とか結構するんですよ。
1回必要地域に配布するだけで30万円~かかり、それを月に1回、2回と配るわけですからね。
イベントが許されていた頃は、週に2,3回チラシを入れることもありましたから恐ろしいですね……

今はYoutuberに出資してイベントもどきをやったりしてますが、有名な方になれば数十万円ものお金がかかっています。

④異常な店内装飾&販促物

椅子カバー、ドル箱、ノボリ、POP、幕板、床、壁の装飾に至るまで、オリジナルのキャラクターやパチンコ・スロットに関係したキャラクターで店内を彩っています。
これらは専門の業者に任せたり、自店で作成しますが、季節や設置台が入れ替われば当然、装飾も変わります。

一応、最新台としてメーカーから直接機械を購入すると、サービスとして販促物が貰えたりします。
ただし導入台数によって内容が変わったり、台数分の販促物が揃わなかったりすることもザラなのです。
もちろん、中古導入した機械には販促物は別売りで購入しなくてはいけません。

小冊子もメーカー販促物なんだよね~

のぼりを1本変えるのに2000円~、床や壁のカッティングシート変更に1万円~、POP作成にもラミネート加工しますので1枚20円~と、どれもチリ積もですね。
凝れば凝るほどお金がかかります。

⑤異常な景品代

景品に交換できるのがパチンコ店の特徴ですよね。
しかし営業するためには、細かい取り決めが全日遊協によって定められているのです。
その内容を一部紹介すると……

・指定7品目(家庭用品/衣料品/食料品/教育娯楽用品/嗜好品/身の回り品/その他)中5品目は必ず取りそろえること
・景品数は500種類以上取り揃えること
・設置台数が500台以上の店舗は総設置台数分以上取り揃えること
・陳列された現物は最低でも200種類必要
・陳列しきれない景品は半数を超えない範囲でカタログやパネルなどで展示する

イヤイヤ、そんなに景品ねーだろ!

そうなんです。
実際のところ、景品数をカサ増しするためにカタログに頼り切りなお店もあり、警察から指導が入るケースもあったりするんですよね。
多くの方が「交換=特殊景品となるのはイメージがとても悪いですからね。

景品は原価を抑えればむしろ儲けになります。
しかしほとんど交換されない時計やおもちゃに関しては、置物にお金を出しているようなものですから初期投資は嵩みます

さらに特殊景品にもお金がかかっています。
この特殊景品というのが曲者で、有名な三点方式の観点からお店は毎日景品を買っています。
さらに”関係ない”とされている景品買取所の施設運営費なども結局はパチンコ店が負担する形になっているのです。

その契約料金が毎月50万円~必要なので馬鹿になりませんよね。
仮にお客さんが全員等価のお店で玉を借りて、そのまま交換すればお店は簡単に潰れますw

⑥異常な人件費

店長だと年収1000万円クラスはザラです。
アルバイトでも時給は1200円以上の所が多く、他の業種よりもかなりベースが高めです。
しかし労働環境や精神的・体力的負担が大きいため、長期労働者が見込めずに求人を常に出しているので、そちらでもお金を使ってしまいます。

楽そうに見えて大変なのよね…

よく知られている求人誌などに掲載する場合は、契約期間にもよりますが5万円~かけなければ人が集まらないのでバカにできませんね。

大きい所だと1日20名以上の従業員が必要なので大きなコストになっています。
掃除にも人件費を使いますから、バカになりません。
スマートシステム(各台計数機)の導入で以前より人件費は抑えられましたが、それでも大きな店舗は毎月軽く500万円は人件費に消えてしまうのです。

⑦異常な土地&建物代

駅前の一等地に店を構えたり、郊外であっても大型の駐車場を備えたりするため、地代家賃は膨大なものになります。
駐車場代金も賃貸なら200台規模で月に40万~かかります。

駐車場を縮小するお店も増えたね…

またパチンコ店は人目を引く為に、ガラス張りにする等凝ったデザインの建物にすることが多いので自然に建物自体の値段もかなりのものになります。
小さなお店でもお金かけているところは1億2億は普通ですよ。 

⑧異常な設備代

交換の頻度は多くありませんが、データランプやサンド、両替機、ジェットカウンター、防犯カメラなど挙げればキリが無いのがこの設備代です。

例えばサンドやデータランプ。
一つの値段は中古なら数千円~ですが、各台に設置する必要があるので一度替えるとなると数百万円~数千万円かかってしまいます。

経営が苦しいところはレンタルで使ってたりもしますが、結局はリース代が毎月発生するので使い続ければ購入するのと大差ありません。

また、一部の紙幣変更ならビルバリ(紙幣読み取り機)を交換すれば済みますが、大々的な紙幣変更になるとサンドごと交換が必要になりますから、もう地獄ですw

2千円導入は何とかなりましたな~

さらに椅子や循環島設備。
椅子だけでも1脚5000円~×台数分、循環島設備には数千万円は下りません
封入式パチンコやメダルレススロットなど、遊技機自体が変わってしまう場合などは撤退を考えるお店も少なくないでしょう。

更には遊戯以外にもマッサージチェアや血圧計など、休憩スペースで使用する設備も多々あります。
マットやモップといったリース契約のものも、一つ一つは月額数百円ですが、数が増えると1万円を普通に超えます。
もろもろ含めて、新規出店時には数億円の設備費用がかかるのです。

⑨異常な税金

法人税や消費税などの各種税金が常に発生しているので、年間だとかなりのお金が支払われています。

たとえば法人税から見るとパチンコは2%ほどという統計があります。
およそ2000億円が法人税だけでもかかっている訳ですね。
「脱税が多い業界」と言われているにもかかわらず、この金額です。

法人税10兆180億円のうち、約2.02%がパチンコホールからの納税と類推できます。

PTB - パチンコ業界の現状より引用

しかし、それ以上にユーザーからすると重たいのが消費税です。
実は消費税が5%の頃はまだお店が負担していたので、気にする方も多くはなかったでしょう。

しかし8%、10%と増税するにつれて貸し玉料金はこっそり変動しています。
今まで1000円で50枚貸し出しが、1000円で46枚貸し出しに変わったり、特殊景品の交換率も下がったというお店も少なくないはず。
「交換率が下がったのに設定がよくない!」という原因は消費税にもあるのですよ。

さらに「パチンコ税」なる税金導入も検討され、今後はもっと厳しくなるかも知れませんね。

⑩異常な消耗品費

備品が充実している=お金がかかっているのです。
特に最近では、お客さんからの要望も増え「爪切りや綿棒が欲しい」といった細かい備品まで応えているのが現状です。

いや、その金設定に回せよ!!

お店も「設定を入れるよりも安価で満足して貰えるなら…」と妥協している部分がありますが、備品補充にも人件費がかかります。
結局はLOSE-LOSEになっている訳なんですよね……

とまぁ、この消耗品費が本当にバカにならなんですよ。
ざっと思いつくまま挙げるだけでも、

おしぼり、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、手洗い洗剤、芳香剤、アルコール消毒剤、掃除用具……と必要なものがあり過ぎです。
ざっくりと月間30万円ほどかかってしまったこともあります。

お客さんの中にはおしぼりを大量に持って帰ったり、備品を壊す方もいるので予算よりも多くなりがちです。
お店の経営が厳しくなってくると、備品が壊れたままになったりしているのはこういう理由からなんですね。

お客さんが備品を大切に使うだけで、お店の状況は良くなるかも知れませんよ?

結論まとめ:オワコン化は止まりません

以上10項目に分けてお話ししましたが、やはり凄まじいものがありますね。
最後にまとめます。

★ポイントまとめ★ ・パチンコ店の経費は尋常ではない
・初期投資は億単位でお金が必要
・快適なお店ほど経費がかかっている
大型店でお客さんがいない=終了

経費が莫大なだけに、倒産するパチンコ店も多い昨今。
お金を使って遊ぶ以上は「ぜひとも勝ちたい!」と思いますが、これだけのお金をパチンコ屋さんが支払っているのですから、そう簡単には勝てませんね(´·ω·`)

のめり込まず、ほどほどに「遊び」として付き合っていくことが丁度良いのではないでしょうか?

まったり楽しむのが一番だよ~

 

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