もしかして、やっちゃった?
こんにちは。桃泉です。
マナーと聞くと何となく抵抗がありますが、デキる人ほど知っているお箸のマナー。
たかがマナーと言っても、食事の時には意外と見られているものです。
しかし、大人になると誰も教えてくれないという現実……
そんな訳で今回はお箸のマナーとNG理由を37種類共有します。
今まで箸の使い方で注意を受けても「なぜいけないのか分からないよ!」という方にも伝えられるように、マナーの種類とNG理由を合わせてまとめました。
結局マナーとは「相手のことを考える気持ち」だということを確認してみてください♪
(最終更新:2022/1/16)
- お箸マナーとその理由37種類
- Case1:洗い箸
- Case2:あげ箸
- Case3:受け箸
- Case4:移り箸
- Case5:拝み箸
- Case6:落とし箸
- Case7:掻き箸(掻き込み箸)
- Case8:重ね箸
- Case9:噛み箸
- Case10:咥え箸
- Case11:込み箸(押し込み箸)
- Case12:こすり箸
- Case13:逆さ箸(返し箸)
- Case14:探り箸
- Case15:刺し箸(付き箸)
- Case16:指し箸(振り上げ箸)
- Case17:直箸
- Case18:透かし箸
- Case19:せせり箸(楊枝箸)
- Case20:そら箸
- Case21:そろえ箸
- Case22:叩き箸
- Case23:立て箸
- Case24:違い箸(竹木箸)
- Case25:ちぎり箸
- Case26:手皿
- Case27:なみだ箸
- Case28:握り箸
- Case29:ねぶり箸(もぎ箸)
- Case30:箸渡し(拾い箸・合わせ箸)
- Case31:はね箸
- Case32:二人箸
- Case33:迷い箸(なまじ箸)
- Case34:持ち箸(もろおこし)
- Case35:横箸
- Case36:寄せ箸
- Case37:渡し箸
- 結論まとめ:お箸マナーの根源は「和」
お箸マナーとその理由37種類
お箸マナーをほぼ網羅しています。
気にし過ぎてもつまらないですが、食事を楽しむために少しだけ学んでみてください♪
Case1:洗い箸
「洗い箸」とはお茶や味噌汁で箸を洗うことです。
NG理由としては作り手に失礼であること、味が変わってしまうことが挙げられます。洗う行為は「もう要りません」というサインだけでなく「これは食べ物ではありません」という意味にも取れますので、作り手としては残念な思いをしてしまいます。
意味を知っていてやるならサイテーね
Case2:あげ箸
「あげ箸」とは箸を口より上にあげることです。
NG理由としては食べ物を溢してしまうこと、顔を上に向けて大きな口を開けるので見た目が悪いからです。
汁気の多い食べ物なら「なみだ箸」ともなってしまい、2アウトです。
見た目がカバのあくびだね~
Case3:受け箸
「受け箸」とは箸を持ったままの手で茶碗を差し出すことです。
NG理由としてはバランスが悪く茶碗や箸を落としてしまうからです。
さらに、箸もちゃんと持っていないため見た目が綺麗ではありません。
茶碗を受け取るときは両手で受け取りましょう。
漫画やアニメなどでもよく見られる光景ですがマナー違反でしたね。
箸は置く癖をつけようね
Case4:移り箸
「移り箸」とは箸の軌道を変えたり、ご飯を間に挟まないことです。
NG理由としては均等に食べ進めなくなること、ふらふらして動きが美しくないこと、総じて作り手に失礼だからです。
「迷い箸/そら箸/重ね箸」の原因にもなりますので止めましょう。
TVなどで大食いの選手は「先にお肉だけ食べる」行為を戦略としてやっていますが、実はマナー違反だったのですね……
おかず⇒ごはん⇒おかずと食べると、ごはんで口の中がリセットされて料理もおいしく味わえますよ♪
落ち着いてゆっくり食べよう~
Case5:拝み箸
「拝み箸」とは箸を持ったまま拝むことです。
NG理由としてはこの行為はまず、隣の方に箸の先を向けるのでよくありません。
さらに、数珠以外を持って手を合わせるのは合掌の作法にも反しているのですね。
テレビなどの影響も大きいでしょうが、多くの方が拝み箸をしているのを見かけますね。
せっかく「いただきます」と感謝を言っているのに、横着するから滑稽なんです。
鼻ほじりながら「あーざすw」と言っているようなものです。(←言い過ぎ)
食べ終わる⇒箸を置く⇒ごちそうさま
この順序を守るだけで拝み箸とオサラバできますよ♪
よほどお腹が空いていたのですかな?
Case6:落とし箸
「落とし箸」とは箸を落としてしまうことです。
NG理由としては大きな音をたててしまうから。
さらに落ちた箸をそのまま使うのは衛生的にもよくありませんし、洗うために席を立つのも正式な場ではマナー違反ですからね。
とは言え、ミスは誰にでもあることです。
本来なら店員さんを呼んで拾ってもらうのが正式なマナーですが、一般的な飲食店ならサッと拾ってお箸を交換してもらう方がスマートかも知れませんね。
これは仕方ないよね~
Case7:掻き箸(掻き込み箸)
「掻き箸」とは食器の縁に口をつけて箸で掻き込むことです。
NG理由としてはまぁ…汚いですよね。
すする様に食べることで気管に食べ物が入ったり、消化不良の原因にもなりかねません。
しかしタレの染み込んだご飯をガーッ!!っと掻き込むのもドンブリ物を戴く上での楽しみだったりします。
その点でドンブリなどはある程度許容されていますが、お茶碗やお皿でやるのはやはり不作法。
お箸で少しずつ頂くのが見た目も上品で、消化にも良いのですよ♪
ススラーは好きになれないわ……
Case8:重ね箸
「重ね箸」とは同じ料理ばかり食べることです。
NG理由としては日本食がご飯⇒おかず⇒汁物⇒ご飯…と、均等に食べ進めるのを是としていたからです。
バランスよく食べ進めることで自然と咀嚼回数が増え、満腹感も得られて消化にも良い、先人の知恵なのでしょう。
また「片付け食い」とも呼ばれ、やっつけるように食べる印象もあるので作り手としては気持ちよくありませんね。
一皿ずつ片付けていく食べ方は、傍から見ても品無く見えます。
私の料理、目障りだったのかしら(´·ω·`)
Case9:噛み箸
「噛み箸」とは箸を噛むことです。
NG理由としては箸の先がボロボロになってしまうからです。
もし箸を噛み切ってしまえば誤飲してしまう危険性もありますし、歯にも当然良くありませんよね。
たまにガジガジ箸を噛んでいる方を見かけますが、やはりいい気分にはなりませんね。
定食屋でボロボロの箸がたまにあるよなw
Case10:咥え箸
「咥え箸」とは箸を咥えることです。
NG理由としては見た目が非常に悪いからです。
さらに縦に咥えることで喉を突いてしまう危険性もあります。
箸は箸置きに置くことを心掛ければ箸を咥える癖は改善できますよ。
箸はおしゃぶりではありませんぞ!
Case11:込み箸(押し込み箸)
「込み箸」とは箸で口に料理を押し込むことです。
NG理由としては単純に下品ですし、口いっぱいに頬張ると咀嚼もうまく出来ないので消化不良の原因にも。
丁度良い大きさに切るか、噛み切るかして食べれば込み箸をせずとも食べられますよ。
TVの食レポでよく見るんだよな!
Case12:こすり箸
「こすり箸」とは割り箸を擦って木屑を取ることです。
NG理由としては箸の質が悪いと暗に言っているようなものだからです。
擦って木屑を落とそうとしても余計バリが立ちますし、テーブルの上も汚してしまいます。
ささくれが気になるなら摘んで捨てましょう。
より酷くなるならやらない方がいいね~
Case13:逆さ箸(返し箸)
「逆さ箸」とは箸の持ち手側で料理を取ることです。
NG理由としては持ち手の所で食べ物を掴むので衛生的によくないからです。
飲み会の席などで見られる光景かもしれませんが、考えてみれば確かに衛生的では無いですよね……
少し面倒でも、取り箸を使うのが基本マナーです。
持ち手を使うなら、手づかみと変わらないよね…
Case14:探り箸
「探り箸」とは箸で奥にある料理を取ることです。
NG理由としては和食の盛り付けは手前から食べるようにしてあるからです。
わざわざ同じ食べ物を奥から取る行為は、詰まるところ「手前の料理が気に入らない」と言っているようなもので作り手に失礼極まりません。
特に煮物などで好物があるとやってしまいがちですが、箸を深く深く突っ込む姿は傍から見ても嫌なもの。
料理は手前から順番に食べていくのがキレイですね♪
ハジかれた食材がションボリしてるよぅ…
Case15:刺し箸(付き箸)
「刺し箸」とは箸で料理を突き刺すことです。
NG理由としては突き立てる行為が攻撃的で、しかも食べ物に火が通っているのか確認する行為だからです。
また突き刺した食べ物が滑り落ちてしまう場合もあり、何度も突き刺すことで食材が穴だらけになることも……
滑って持ちにくい食材は力を入れず、フワッと持ち上げれば意外と楽に掴めますよ♪
サトイモとか苦戦するよね~
Case16:指し箸(振り上げ箸)
「指し箸」とは箸で人や物を指し示すことです。
NG理由としては相手が不快なるだけでなく、危険が伴うからです。
箸の先は唾液などが付着していますから、そのようなもので人様を指し示すのはいかがなものでしょうか?
横着はせず、一旦箸を置いて行動するのが鉄則ですね♪
上司や親にされると幻滅するな…
Case17:直箸
「直箸(じかばし)」とは取り箸などを使わずに大皿から直接料理を取ることです。
NG理由としては衛生的でないからです。
せっかく取り箸があるのに使わないのは、同席している方への配慮ができないと見なされてしまっても仕方ありません。
ただ家族などの近しい人と内々で了解の上、直箸で取るのは問題ないでしょう。
取り分ける道具があるのに使わないのが問題なんですね。
中国などでは友好の証らしいけどね
Case18:透かし箸
「透かし箸」とは魚を裏返したり、中骨の上から下の身を食べることです。
NG理由としては魚を綺麗に食べられないからです。
また中骨の上から下の身を食べると、ほじる動作となり非常に汚らしいです。
魚の食べ方は上身を食べた後、中骨をはずし下身を食べるのが基本です。
この順序で食べるとヒレや骨だけが残るキレイな食べ方ができますよ♪
魚の食べ方は注目されやすいマナーですから、覚えておくことをおススメします。
親御さんの教育も慮れますなぁ
Case19:せせり箸(楊枝箸)
「せせり箸」とは箸で歯を掃除することです。
NG理由としては箸本来の使い方ではないからです。
さらに楊枝と違い箸は長いので、ともすれば喉を突いてしまう危険性も。
せせり箸を繰り返すと箸の先が潰れて長さが変わってしまうなど、箸自体も傷むのですね。
歯に物が挟まったら、楊枝やハブラシといった歯を掃除するための道具を使った方が楽に取れますよ。
素直にハミガキしようよ~
Case20:そら箸
「そら箸」とは箸をつけた食材を戻すことです。
NG理由としては作った人に失礼だからです。
「毒入りの食べ物なんじゃないか?」と疑うような所作にも見えますし、やはり人が一度箸をつけた食べ物は遠慮したいですものね。
「取るのかい?」
「取らないのかい?」
「どっちなんだい!!」
ってツッコミたくなりますが、実際は笑えません。
責任持って全部食べて欲しいな!
Case21:そろえ箸
「そろえ箸」とは箸の先を食器などで揃えることです。
NG理由としては大きな音がなること、箸の先が潰れることです。
テーブルで揃え箸は衛生面からも良くないですね。
箸を揃えるたびに、カンカン音を鳴らして食べられたら嫌になりますものね。
箸をそろえるには持ち手を持って手元で揃えればいいのです。
よく見かけるから気をつけよう~
Case22:叩き箸
「叩き箸」とは食器を箸で叩いて音を出すことです。
NG理由としては単純に箸と茶碗は楽器ではないからです。
さらに箸が折れたり、茶碗が欠ける原因にもなりますし、とにかくやかましい!
これを「楽しい」ととるか「不快」ととるかは場の人によるでしょうが、普通の食事の席ではやるべきではありません。
昔は「叩き箸は鬼を呼ぶ」なんて言われたほどの迷惑行為なんですね。
自分が思う以上に悪目立ちしますぞ!
Case23:立て箸
「立て箸」とはご飯に箸を刺して立てることです。
NG理由としては御霊前に備える「枕飯」を連想させるからです。
早い話が「○ね!」と言っているようなものだからですね。
これは超絶NGです。
マナー以前の問題ですね。
昔は「箸が立て!」と言っていましたなぁ…
Case24:違い箸(竹木箸)
「違い箸」とは材質や形の違う箸を一対にして使うことです。
NG理由としては縁起が悪いからです。
火葬された遺骨を骨壷に納める時に、形の違う箸で掴みますからそれを連想してしまう訳ですね。
これは長さが違っても材質が違ってもいけません。
必ず同一に揃ったものを使いましょう。
たまに飲食店で先の欠けた箸が置いてありますが、このようなお店は衛生面にも問題が考えられますので避けたいところですね。
これはもてなす側の原因だね
Case25:ちぎり箸
「ちぎり箸」とはフォークとナイフのように箸を使うことです。
NG理由としては箸本来の使い方ではないこと。
さらに力が入りすぎて箸を折ってしまう可能性があり、食べ物を落とす原因にもなります。
お箸は予め切って提供される料理で使いますし、自分が切ることが前提の料理ならフォークナイフが置いてあるはずです。
子供に切ってあげる時にやってしまいがちですが、手間でもフォークとナイフを使うようにしてください。
親の食事マナーを見て子供は学んでいますから。
お箸は切るための道具じゃないからね~
Case26:手皿
「手皿」とは手を受け皿代わりにすることです。
NG理由としては手に食べ物が落ちてしまった場合は、結局拭かないといけないからです。
おしぼりは「食べる前に」手を拭くものであり、料理の汚れを拭くものではありません。
お箸、スプーン、フォークにかかわらず手皿は上品なものでは無いのです。
取り皿を使ってマナー違反を回避しましょう。
上品に見えてマナー違反だったのね…
Case27:なみだ箸
「なみだ箸」とは箸で持ち上げた食べ物や箸から汁を垂らすことです。
NG理由としては汁がテーブルや服に飛び散り、汚してしまうからです。
もちろん、汁がボトボト垂れる様子もキレイではありません。
汁気の多い食べ物を掴むときは取り皿を使ったり、小鉢を持ち上げるなどして汁が垂れないように気をつけましょう。
箸先の水気を確認すると良いですな~
Case28:握り箸
「握り箸」とは箸を握って持つことです。
NG理由としては箸本来の使い方でないですし、攻撃的にも見えてしまうからです。
この持ち方は子供によくみられますが、大人の方でも稀に見られます。
もちろんケガなどの理由もありますので、一概に「悪い」と言ってしまうのはいけません。
ただ、箸の持ち方は「マスターしているのが当たり前」という厳しい世の中ですから、自信がない方は練習してみてください。
練習用の箸は大人用も売ってますよ♪
Case29:ねぶり箸(もぎ箸)
「ねぶり箸」とは箸を舐めたり、箸に付いた食べ物を舐めとることです。
NG理由としては単純に汚らしいこと、さらに口に端を含むことで思わぬ怪我をする可能性もあるからです。
箸に米粒などが付いていると、ついつい舐めとってしまうのは心理としては理解できます。
しかし大人が箸をナメナメしている姿は中々アレですよねw
とは言え、汚れがどうしても気になるのが人情です。
そんな時は茶道などで使う懐紙(かいし)を使って汚れを取り除くのが正式なマナー。
懐紙になじみのない方も多いでしょうが、要は紙ナプキンですね。
うまく使ってピンチを切り抜けましょう♪
ちなみに懐紙はこんな感じの和風な紙です。
Case30:箸渡し(拾い箸・合わせ箸)
「箸渡し」とは箸から箸へ食べ物を渡すことです。
NG理由としては縁起が悪いからです。
箸渡しは火葬された遺骨を箸から箸へ渡して、骨壷に納める行為と同じ動作になるのです。
そもそも箸から箸へ食べ物を渡すのって難易度高すぎませんか?
食べ物を受け取るときは受け皿で受け取ればいいだけですから、わざわざ難しいことをする必要はありません。
精進落としで出会ったらドン引きですねw
Case31:はね箸
「はね箸」とは嫌いな食べ物を箸ではじくことです。
NG理由は作った方に失礼で、見た目が汚らしいからです。
グリンピースをペシッ!とやる姿はアニメなどでも見られますが、作った側から見ると残念極まりません。
好き嫌いを完全に無くすのはムリゲーですから、それは仕方ありません。
しかし嫌いなものは避けて食べれば良いだけなので、はじく必要は全くありませんよね。
作ってくれた方への敬意は忘れずに。
勢い余って皿から飛び出たら最悪だなw
Case32:二人箸
「二人箸」とは複数人が同時に同じ皿から取ることです。
NG理由は自分勝手だからです。
加えて取り合いをしているように見え、箸がぶつかってしまう可能性もあります。
自分が食べ物を取ろうとしている時に、他から箸を入れられたら嫌ですよね。
タイミングが同時になってしまったら、一呼吸おいて相手に譲るのがコツです。
たった数秒で人の印象は良くも悪くなるのですよ。
某回鍋肉のCMは悪い見本だなw
Case33:迷い箸(なまじ箸)
「迷い箸」とはどれを取ろうか迷いながら箸を出すことです。
NG理由としてはみっともないですし、作り手に失礼ですからね。
さらに同席している方の邪魔にもなりかねません。
あっちへふらふら、こっちへふらふら……
優柔不断な姿を見て良い印象を持つ方はいないでしょう。
箸を伸ばすときは狙いを定めて一直線にいきましょう!
箸は最短距離で使うのが基本よ♪
Case34:持ち箸(もろおこし)
「持ち箸」とは箸を持っている手で器を持つことです。
NG理由としてはバランスが悪い上、見た目も非常に良くないからです。
箸を持ちながら器を持つと箸を落としてしまったり、思わぬ場所に箸をひっかけたりするので気をつけたいですね。
「茶碗が左手、箸が右手」と習った方は多い様に、これが本来の持ち方。
②茶碗を左手でしっかり持つ
③右手で箸を手に取る
これが一連の流れですね。
また、器を受取るときなどは箸を置くのがマナー。
「食べる動作を行わないなら箸を持たない」これを覚えておくと他のマナー違反も防げますよ。
横着は大体NGだよね~
Case35:横箸
「横箸」とは箸を横にしてスプーン代わりにすることです。
NG理由としては、箸は食べ物を掴むための道具だからです。
しかも箸の上の方まで汁が伝ってしまい、見た目もかなり汚いですからね。
タレを掬ったりする時にやってしまいがちですが、握り箸や涙箸の原因にもなりますからやめましょう。
素直にスプーンを使えば良いだけですから、無理な箸の使い方はNGですね。
ベトベトの箸を舐めまわしているのは草w
Case36:寄せ箸
「寄せ箸」とは箸で器を引きずって移動させることです。
NG理由としては器を倒してしまう可能性が高く、見た目がかなり悪いからです。
さらに、器の底面やテーブルを傷つけてしまう点も挙げられますね。
寄せ箸は遠くの料理を取りたいときに行われがちですが、器を取るときは「箸を置いて両手で取る」のが鉄則。
ズリズリ食器を引きずる姿も見ていて気持ち良いものではありませんし。
また、料亭など高級なお店は食器も高級です。
ヘンな力を掛けると食器も傷つきますから、寄せ箸はお店の人にも迷惑なのですね。
近い食器でもやる人はいるわね……
Case37:渡し箸
「渡し箸」とは茶碗やお椀など、器の上に箸を置くことです。
NG理由としては見た目が良くないはもちろん、作り手にも失礼だからです。
実は「料理が美味しくない」と表現する行為も含まれているのです。
箸をお椀やお皿にたて掛けると、コロコロ転がって箸を落とす原因にもなりますね。
意外とよく見かける光景ですが、やはり見ていて良い気分にはなりません。
箸を箸置きや箸袋の上に置くようにすれば渡し箸を防げます。
飲み会で箸が落ちる原因がこれですなぁ…
結論まとめ:お箸マナーの根源は「和」
以上37種類のお箸マナーでしたが、共通する部分も多かったと感じませんか?
そう、その心は「和」。
人と人が気持よく食事をするためにお箸マナーが存在しているのですね。
それでは今回のまとめです。
この考えがあればお箸マナーはほぼ問題ないでしょう。
口うるさく注意されると「うっせぇわ!」となりますが、せっかくの美味しい食事ですからみんなで気分よく頂きたいものですね。
調和を重んじるから和食なんだ
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