桃泉の備忘録

日々巻き起こる出来事や知っていて良かったと思ったことをまとめた雑記ブログです♪「知らずに損をした…」という残念な思いを糧に、皆様に共有します!!

「ジャグラー攻略法」はオカルト?真実?元設定師が深堀り解説!!

スロット台ジャグラー

「GOGOランプを隠すとペカる!」
「第三ボタンをネジるとペカる!」
「フルウエイトで打つとペカる!」

などなど……
パチスロジャグラー』シリーズにはオカルト攻略が数多くありますね。
しかし「連チャンゾーン」や「ハマリ台狙い」を信じる方は多いのでは?

128Gまで回しますぞ!

こんにちは。桃泉です。
一応設定師というか、お店の運営を経験していたので言っておきたいんです。
「オカルトは攻略じゃないですよ」と。
それっぽいから本当に信じてしまう方は意外に多いんですよね。
お客さんからガチめなオカルト説教を受けた時は、ドン引きしたのを覚えています……

ということで、今回は巷に溢れるジャグラー攻略法のウソを暴いていきます。
さすがに「GOGOランプを隠すと~」とかはいらないですよね?
なので信憑性のありそうな、ゲーム数やハマリ台についてのお話をします。

実際にジャグラーの設定の入れ方にも触れますので、一度冷静に考えてみるきっかけになれば幸いです。
(最終更新:2021/06/08)

本当にヤバイネタは台の撤去後に広まります♪

「128Gまではチャンスゾーン」なのか?

誘うデータランプ

「128ゲームまではチャンスゾーン」

しかも『ジャグ連』『北連』などといった名前までも付与されて、さも連チャンシステムが備わっているような印象を受けますね。
確か発端は攻略雑誌だった様な覚えがありますが、真実かウソかと言えば明らかにウソ。

ジャグラーはノーマル機ですから、ゲーム数によるボーナス放出テーブルなどは存在しません。
話題作りとしては非常に優秀ですけどね。

ヤメ時がわからないよ~!!

 

確率分母以内の出現率は約65%

確率分母の回数分試行を行うと、約65%がその回数以内に出現するという話は有名ですね。
言い換えるとボーナス合算確率が1/120なら、120回のゲーム以内で当たる可能性は約65%ということでしょう。

そら見ろ!チャンスじゃねーか!

これだけ聞くとそう思っちゃいますよね。
でも、1/120で当るのは設定5や設定6の数値。
お店が営利法人だということを忘れてはいけませんよ。

部分強化とカラーバス効果

確かにデータランプの大当り履歴を見ると、連チャンが目に飛び込んでくると思います。
一目で確認できる履歴は5回分ほどですから、200回転以内の大当たりが並んでいればジャグ連を意識していまいますよね?
……実はこれが心理効果なんです。

心理学では「部分強化」というものがあり、これはランダムで得られる報酬を忘れられなくなる心の作用として知られています。
ジャグラーで言うところの部分強化は、もちろんジャグ連。

実際に見たり、体験した高設定のジャグ連は記憶の中で美化されて、期待に胸を膨らませます。

さらに「カラーバス効果」という心理。
意識すればするほど、目に付いてしまう心理効果です。
よく言われる「日常の中の新たな発見」があるのは、この心理があるからですね。

心理学で証明された二つの効果が互いにリンクし、ジャグ連を強く意識させているのです。

ジャグ連を意識するあまり、頭の中がお花畑状態になる訳です。

ギャンブル脳のできあがりだ!

ジャグ連のカラク

それでも連チャンは事実として存在します。
しかし、考えてみれば当たり前のことなんですよ。
それは必ず通る道だから。

データランプは大当たりすると、再び0ゲームから始まりますよね。
そして、1ゲーム目をスキップして2ゲーム目を遊技するのは不可能です。
そうです、少ないゲーム数ほど抽選を受けている回数が多いのです。

1/100で当ると仮定するなら、

1ゲーム目で大当たり=1/100を当てた
2ゲーム目で大当たり=99/100を1度当て、かつ1/100を当てた
3ゲーム目で大当たり=99/100を2度……

と、ゲーム数が増えるにつれてハズレを引く条件が増えるのです。
これが見た目上の連チャンが多く、ハマリが少なくなるカラクリです。
言い換えるなら、ジャグ連の仕組みでしょう。

常に同じ抽選を受けているのね!

機種と設定の概念はどこへ?

一人歩きする128G。
まさかの設定差や機種関係無しなんですよね。
機種や設定によってボーナス確率は当然違います。

ジャグラーのボーナス合算確率

上の表は設定に大きな特徴のある3機種のボーナス合算確率です。
ジャグラーと言っても、機種・設定で確立差は大きいのです。
これを無視して128G以下というなら設定は必要なくなりますよね。

しかも『マイジャグラー』だと設定6のボーナス合算確率は約1/120
ということは128ゲーム回すなら、確率分母以上の試行を8ゲームほど行っている訳です。
高設定狙いの立ち回りを真っ向から否定している訳ですね。

これが”攻略”だと…?

129ゲームでも130ゲームでも当たる

「128ゲームでヤメたらハイエナされたぞ!」
これ、お客さんに実際に言われたことなんです。

ご存じのとおり、129ゲームや130ゲームでも普通に当ります。
そうでなければ無抽選ゲームがあるということになりますからね。

桃泉も「そういうこともありますよ~」と濁したものの、これこそがチャンスゾーンを信じる弊害なのかなぁと思います。

自分で「ヤメよう!」と思って離れた台ならまだ踏ん切りはつきます。
しかし情報に踊らされて、128ゲームで「ヤメさせられた」ならどうでしょうか?

このクレームはいろいろな意味で悲しくなりますね…

128ゲームという数字の根拠は……?

いったいどこから「128」という数字は出てきたのでしょうか?
歴史を紐解くと、4号機の『キングパルサー』に代表されるストック機にその数字の根拠が見えてきます。

5号機の『モンキーターン』に代表されるような、ゲーム数管理でボーナス放出を行うシステムが4号機には多く搭載されていました。
そして、「天国モード」と呼ばれる連チャンゾーンが128ゲームまでだったのです。

つまりストック機の連チャンシステムから、128ゲームという数字が出てきたと考えられます。

なんて安直な……

ジャグラーに連チャンシステムは無い

5号機以降は純粋なボーナスのストックができないので『リノ』のような特殊な機種でもない限り連チャンシステムは作れません。

確かに当時は「裏モノ」と呼ばれる不正基盤も跋扈していましたがら、作為的な連チャンシステムを後付けで搭載したジャグラーもありました。

裏モノは数ゲームがチャンスですがw

今のスロットはかなり規制が厳しく、裏モノを使う肝の据わったお店はないでしょうから、ジャグラーに連チャンシステムの搭載はないと言えます。

ヤメ時はいつでもOK!

以上から「128ゲームまではチャンスゾーン」はウソと結論付けます。
よって、ヤメ時はいつでも大丈夫になります。

ヤメたい時がヤメ時だね~

ちなみに、データランプに「連チャンゾーン」として100ゲームのカウントダウン機能もありますが、ただの情弱狩りなので気を付けてください。
本来存在しないのに「チャンス」と謳うのはいけませんね。
遠まわしに言っても闇です。

また、お店としては128ゲームも回していただけるなら万々歳です!
この攻略法(笑)のおかげで、

・客滞率が上がる
・REG後の追い金がある
・0ゲームヤメされない
・設定1でも関係なく稼動する
・朝一0回転の台が全て稼動する

・台数×128ゲーム分の利益が上がる

こんなにメリットがありますからねw

多少闇に足をツッコんでも、煽りたい気持ちになるのも分かります。
攻略法というより、業界が仕組んだと言った方がいいのではないでしょうか?

「ハマリ台ほど連チャンする」のか?

たくさんのメダルを想像する

「ハマリ台ほど連チャンする」

いわゆる波攻略ですね。
「確率は収束するから、最終的には規定の出率に収まる」
といった考えから来ているのでしょう。

全く出ないのはオカシイからな!

考え方は大きく間違ってはいない様に思えますが、この攻略法もウソ。
先述のとおり、純粋なボーナスを「ストック」して連荘させる台は作れなくなりましたからね。
また、分母の大きな確率が収束するには、かなりの試行が必要なりますので無理があるんです。
深掘りして見ていきましょう。

 

出玉の波は過去の結果にすぎない

確かに、出玉の波は過去を振り返れば存在しますが、未来は予測できません。
なぜなら確率という、不確定要素を予測するのは不可能だからです。
「波を読む」なんて言葉の上ではカッコイイですけどねw

株やFXも同じかもね~

仮に予測できてしまうなら、キズモノとしてジャグラーはお店に置けなくなります。
『ゴールドX』やコピー打法など攻略要素が強すぎるキズモノは瞬く間にお店から消えたのがいい例ですね。

また、一時期『乱数幅変更機能』なる特許を北電子が出願したとして、「完全確率なんてウソ」という風潮もありましたね。
これは後述しますが、北電子さんはジャグ連を作る乱数生成についてはハッキリ否定していました。

確かにスロットの乱数生成は疑似的なものですから、メーカーのプログラムによって僅かに片寄りが出ることは知られています。
とは言え「ハマリ=連チャンを妄信して大負けしたお客さんを見た回数は数知れない」と桃泉の体験を共有しておきます。

1日2日程度で確率は収束しない

「確率は収束する」というのは半分本当で、半分ウソなんですよね。
ものすご~く多くの試行回数の結果としては収束しますが、分母の100倍程度の試行では確率通りにはなりません。

「試行回数が多ければ多いほど確率通りの結果が得られる」というのが大数の法則です。
コイン投げで考えたとき、表が出る確率は50%ですよね。
では実際にコインを何回投げたらほぼ50%の、確率49.999%となると思いますか?

・・・答えは1千万回ですw

桃泉が出した答えじゃないですよ。
統計学に詳しい『統計学がわかった!』さんのサイトでお勉強させて貰った答えです。
10回投げた時は20%でしたが、100回投げたら43%、1000回投げたら51.2%……と徐々に50%に近付いて行くんです。

何度も何度も回数を重ねることによって、結果は、本来あるべき割合に落ち着いてきます。これは、大数の法則という統計学の理論で説明することができます。

大数の法則をコイン投げの例でシミュレーションして、わかりやすく考えてみる | 統計学が わかった!より引用

1/2の確率でさえ収束するのに1千万回かかるわけですから、1/135の確率なら……

そう考えると、機械割106%ほどのジャグラーが5000枚出るのも納得ですね。

出る分には誰も騒がねーけどなw

実機のデータを見ていてもゆっくり収束していくのがわかります。
桃泉はオーナー(ガチ理系)から確率分母の400倍の試行を行っても、約10%の誤差は出てしまう」と教わりました。

これが決定打!メーカーもジャグ連を否定

ジャグラーの攻略法のウソをプチプチ潰してきましたが、決定的なのが「メーカーが否定していること」です。

北電子の営業企画課、川崎俊也さんへのインタビュー記事で「ジャグ連」に関する乱数生成システムについて言及されていました。
その中で川崎さんは「実際には一切ありません」とキッパリ否定。
続けてその理由を「検定に通らなくなってしまう」と。
パチンコ 店/パチンコ・パチスロ 総合情報 Pガイド 「アイムジャグラー」キタック販売参照)

メーカーが無いと言っているなら無いのでしょうw

桃泉自身も業界の方にちょこちょこ尋ねてみたことはありますが、やはり「無い」という結論に至りました。
夢を壊してしまうようで心苦しいですが、諦めも肝心ですよ?

ジャグ連はヒキが起こした奇跡なんだね!

結局得をするのは……

以上から、「ハマリ台は当たると連荘する」というのは嘘だといえます。
「こんなに回したんだから~」という思いは分かりますけどね。

私の立ち回りはいったい……

桃泉も設定3で1カ月ほど放置していたことが何度もありますが、割数は公表値よりちょっと低いくらい(取りこぼしなどが原因)で安定していましたよ。

1日単位で勝った負けたと判断する方が多いから「設定3放置」という手抜きなことをやってもお店がうまく回ったのですw
むしろ出たり出なかったりした方がお店は運営が楽なんです。
最終的にお店のプラスになれば良いだけなので。

結局この攻略法(笑)でも、

・低設定でも平均的に稼働する
・ハマリ台でも稼働が落ちない
・設定の勘違いが誘発できる

などの恩恵があるので、またお店が得してしまいました。
ワンチャン、どこかのお店が「ぼくのかんがえたこうりゃくほう」を広げた可能性も否定できませんね。

結論まとめ:攻略法はワナでした。

と、まぁ長々とジャグラー攻略法をディスり尽しましたが、最後にまとめます。

★ポイントまとめ★ ・ジャグ連は偶然の産物
・心理効果がトリックを引き起こす
・1日単位では確率は収束しない
・オカルトで得をするのは結局お店

そもそも儲かるネタは他人に教えません。
桃泉なら人を雇って独り占めしますからね。

攻略法はオカルトとして楽しむ分には良いと思いますよ。
ただ、本気にし過ぎるとアブない人に見えてしまいます。
今まで惰性で『守株』状態になっていた方は立ち回りを見直すと、良い結果に結び付くかもしれませんね♪

私はネジネジをやめませんゾ!

 

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