桃泉の備忘録

おうちご飯のレシピ/レビューや料理のコツ/豆知識

フタは添えるだけ……BIG唐揚げの先駆けを再現‼日本亭風デカ唐揚げ【レシピ】

日本亭風デカ唐揚げレシピサムネ

あのゲンコツサイズを家で!

こんにちは。桃泉です。
今回は日本亭様の『デカ唐揚げ』を家庭料理で楽しめるように作成してみました。
本家に近い味が再現できましたので、レシピ/解説/感想を共有します。

ご存じ「フタが閉まらない」で有名なデカ唐揚げを自宅で作っちゃいましょう!
普通の唐揚げにはないジューシーさに感動ですよ~♪
材料費は1人前300円ほどの予算になります。
【楽】・・・・【難】
(最終更新:2022/8/27)

 

フタは添えるだけ……日本亭風デカ唐揚げ

材料と調味料(1人前)

材料はざっくりこんな感じです。

-----材料-----
鶏もも肉 1枚
・ニンニク 1片
・ショウガ 1片

-----調味料(漬込みダレ)-----
・酒     大さじ1
・醤油    大さじ1
・顆粒出汁  大さじ1
・塩     少々
・白胡椒   少々
-----調味料-----
・片栗粉     80g
コーンスターチ 30g
・水       150ml
※その他、サラダ等揚げ油適量

【解説1】で詳しく

作ってイクッ!

①下処理
鳥もも肉の筋/骨/脂肪を取り除き、長く縦に3等分に切り分ける。
【解説2】で詳しく

漬け込み
漬け込みタレは材料表記のものを全てボールに入れて、まじぇまじぇ。
良く混ぜたらお肉を入れて揉み込み、半日~1日冷蔵庫で寝かせる。
【解説3】で詳しく

③衣付け
水溶き衣をお肉全体に絡めて、皮を広げて全体をクルッと包む。
【解説4】で詳しく

④揚げる

鍋に油を注ぎ170℃ほどまで温めて、中火~弱中火で揚げる。
片面4分ずつ揚げて、一度取り出して10分間余熱で中まで火を通す。
仕上げにもう一度中火で片面2分ずつ、カリカリに揚げれば完成!
【解説5】で詳しく

出来上がり!
しっかり表面の皮が肉を包んで、見るからにバリッとしてそう!
衣が薄くてもしっかりと形作ることで、形状を維持したまま仕上がりました。
やはり揚げたてが大正義、プシプシ音を立ててるうちに召し上がれぇ~♪

ゲンコツサイズもしっかり再現だぁ~

ち☆な☆みに~
ズボラな桃泉は1人前なんて作り方はせず、鶏もも6枚分で大量に作りやした☆
さて、それでは唐揚げ6個と大盛りご飯で”デカ6弁当”作りますかねぇ(≖͈́ㅂ≖͈̀ )
ご飯に金ゴマ振って、レタスを敷けば……うひひひひ♪
まさに「フタは添えるだけ」の大ボリュ~ムとなりましたッ!(サムネ参照)

桃泉の評価 ★★★★★

日本亭風からあげ

できたっ☆
見た目は完全に日本亭!見まごう事なき日本亭ッ‼
割ればジュワッと溢れ出す肉汁に大歓喜
余熱調理を駆使したので、イイ感じに火が通ってプリンと柔らか~♪

まさに肉汁の爆弾ですな~!

さてさて、お箸にズッシリ来るや~つをお口に運べば~
バリッと衣の食感を抜ければ、脂がデンデロ流れ出て……あらいやだ、お口の端からお漏らししてしまいましたゎ。

構わず食べ進めればブリンとした、もも肉の歯切れ良い弾力がお出迎え。
そして口の中いっぱいに広がる、鰹出汁の風味と鶏の旨味!
続くニンニク生姜の香りはほんのりと、あくまで引き立て役を。

下部で少々ダマになった衣も、まんま日本亭様のそれ。
オマケのボリボリした食感が堪りませんなぁΣd(゚д゚,,)

濃い目の味付けだから、ご飯がススムなんてもんじゃぁありやせん!
口内に残る唐揚げの余韻に、白い悪魔も思わずニッチャリ。
「そりゃ突っ込めぃ!」とお口の城門ははじけ飛びましたとさ。
傾奇御免ッ‼

うん……これはパーペキじゃないっすか!?
本家とは作り方は違うでしょうが、味はかなり近づけたので評価は星5つで♪
もう唐揚げの3回に1回はこの味付けですわぁ。

調理の解説とポイント確認

【解説1】
・ニンニク/生姜はチューブだと香りが激減するので、特に生姜は生を!
コーンスターチが無ければ小麦粉でも大丈夫ですが、若干重くなります。

【解説2】
・鳥もも肉は目視だけでは判らない細かい骨や筋が残っているので、手で触って固い部分を取り除きましょう!
・お肉についている黄色い塊は脂肪です。脂の美味しさが出るかと思いきや、臭みの原因なのでこちらも取っちゃいましょう。
・お肉を柔らかくするためにフォークなどでブスブス刺すのも良いですが、軽く筋を切る程度でOKです。桃泉はジューシーさと強めの弾力が好きなので加減します。
・全ての部位に皮が残るようにし、揚げる時にクルッと巻くため長く縦に3等分します。

【解説3】
ほんだしはしっかり溶いて、味にムラができない様にしましょ。
・寝かせる期間は半日以上取ることで、内部まで味が入り臭みも取れますょ。
・逆に寝かせすぎると味が入り過ぎて塩辛くなるので、要注意。

【解説4】
・片栗粉にコーンスターチを混ぜることでサクサク食感を増します。
・粉は複数種類混ぜるとサクサクした触感を得やすいですよ。
・皮が厚くなるので、打ち粉は不要です。
・日本亭の唐揚げは皮目がバリッとした薄衣なので、若干水分多めの配合に。
・冷蔵庫から出したお肉は常温で10~20分(気温に気を付けて)置くと、火が通りやすいですよ。
・しっかり皮を張って巻き付けることで、皮がバリッと肉汁封印できますょ。
皮を適当にやるとブヨブヨした揚げ上がりになるので要注意!
粉は下に沈殿しやすいので、都度良く混ぜて使いましょ。

【解説5】
・揚げ油はサラダ油でOKですが、桃泉は油切れや脂肪酸の利点から米油を使用しました。
・油に菜箸を入れた部分全体から細かい泡が出たら170℃の目安です。
皮目を上に、お肉の結合部を下にして箸でしっかり押さえながら投入しましょ。
・衣が固まるまでにお肉に触ると、衣が剥がれるので注意。
・非常に大きい唐揚げなので、揚げ&余熱時間はしっかりと。
強火は焦げるので禁止、弱火もベチョベチョに仕上がるので禁止ですょ。
鍋の1/3は何もないように間隔を開けないと、温度が下がり過ぎるので注意。
・取り出す時は、衣がしっかりカサカサに揚がっている確認して下さい。
・余熱調理なら水分が逃げず、空気に触れることで衣がサクサクになります。
・2度揚げ時はキツネ色より少し茶色に近い色を目標にしましょ。

では今回のポイントをおさらいしましょう。

★ポイントまとめ★

・料理は愛情、下処理を丁寧に
・しっかり寝かせて日本亭風のしっかり味に
・皮で包み込むように中火で揚げる
・余熱調理が水分キープ&サクサクの秘密
・ご飯は必須!脳が震える最高のチートデーを

日本亭がお近くに無い方や、たくさん食べたい方はチャレンジしてみて下さい!
きっと、思った以上に日本亭の唐揚げですよ♪

クセになっちゃうよぉ~♪