桃泉の備忘録

日々巻き起こる出来事や知っていて良かったと思ったことをまとめた雑記ブログです♪「知らずに損をした…」という残念な思いを糧に、皆様に共有します!!

【業界15年の考察】店視点で見る、パチンコ業界の衰退理由8選

パチンコ店こんにちは。桃泉です。

今回の記事はお客さんとして、そしてパチンコ店運営者として
15年以上業界を見てきた私が考察する、「パチンコ業界衰退の理由」を
8つご紹介します。

「パチンコ屋さんはもっと厳しくなる」これが結論よ。

かつては30兆円産業と言われていたパチンコ店。

しかし、現在のパチンコ店からはそんな雰囲気は感じられません。

お客さんがどんどん減っちゃったからね~

遊戯人口はピーク時に比べるとおよそ1/3以下にまで落ち込みました。
売り上げが下がり続ける一方で、固定費は今まで通り。
利益を出さなくてはならない現実が確実にお店の営業を圧迫しています。
パチンコ店の店長さん頭を抱えていることでしょう。

閉店してしまう店舗も増えたわね……

影響はパチンコ店だけに留まりません。

メーカー、下請け工業、アニメ製作者、近隣飲食店……
挙げればキリが無いですが、もはや対岸の火事とタカを括ってはいられないのでは?
最終更新:2021/04/28

理由①広告・イベントの規制強化

イベント 新台入替

現在打てる広告は

「新台入れ替え」や「グランド・リニューアルオープン」

だけです。

昔のような高設定!」「甘釘調整!」といった謳い文句はもちろんのこと、
新規顧客を開拓するための無料体験イベントさえもできなくなりましたね。

煽りマイクもなくなったのは寂しいですな…

パチンコ・パチスロの醍醐味、出玉演出も手詰まり感が漂っていますが、
ギャンブル依存症の原因となる「射幸性」を今まで煽って来たツケでしょう。
イベントの規制強化が大々的に行われたのは2011年6月からでした。
この時から「○○の日!」や「オススメ台!」といった
遊びやすい調整にした遊技機への案内は不可能になりました。

何を打てば楽しめるのか判らなくなったのね。

既存のお客さんであれば店の傾向から調整の甘くなる
特定日(7や3,9のつく日)の狙いがつきましたが、
パチンコを始めて間もない方々にとってはヒントが少な過ぎましたね。
結果、新規顧客を獲得できずに一気にオワコン化へ向かいました。

朝からのお客さんが特に減ったのを覚えています。

理由②出玉の規制強化

スロットメダルの山

パチンコ、スロット共に時代が進むにつれて
規制はどんどん増えて厳しくなっています。
スロットであれば、4号機から5号機への規制強化で多くのスロット専門店は
壊滅的な影響を受けて営業をあきらめたお店もありました。

北斗の拳』専門店なんて存在できなくなったからね~

厳しくなる規制と、規制の穴をすり抜けるメーカーの攻防
「もう駄目だ!」と言われた5号機時代も何とかお店は生き残れましたが、
その時代ももはや終わりを告げました。

6号機の登場です。

5号機最後のスペック5.9号機では1度の当たりで獲得できるメダルが
3000枚までとなり、業界に一気に崩壊の兆しが芽生えました。
「これより厳しくはならないだろう……」
私も当時はそう考えていましたが、6号機はその更に上を行きました。

上限2400枚で大当たり強制終了!

シビレますよね。6号機の仕様を初めて確認した時はこう感じました。

あ、オワタ \(^o^)/

5.9号機の時は他の5.5号機でつなげば良いと考えていましたが、
6号機という変換点で枚数規制が設けられたのは終焉を確信しましたね。
しれ~っと規制緩和が入るのが今までの業界でしたが、
枚数に規制を入れたのは流石に覆らないと思います。

5万円使ったら一度では取り返せなくなったんだね。

パチンコは以前の大当たり確率1/500が撤廃され、
1/400のMAX機にも規制が入り、現状認められているものが1/320以下ですね。
さらに、標準的な遊戯時間とされる4時間に対しての出玉が
5万円以下になるように規制されました。

今まで15玉×10カウント×16ラウンドの最大2400個の出玉も、
1500個が上限と決められてしまったため
「15玉×10カウント×10ラウンド」が実質的な大当たり1回での出玉な訳ですね。

パチンコは規制緩和が入ったね~

一部規制緩和として「設定付き」と「遊タイム」が認められるものの、

やはりパチンコは釘が命。

規制緩和で「甘くなりすぎた」と判断したお店は限界まで釘を締める結果に。

利益が出ないほどの遊技台なら仕方ないですね……

回らないパチンコほど面白くないものはありません。
奇しくも規制緩和によってお客さんを手放すきっかけになってしまいました。

時速30000発の台が出たみたいだけど?

そんな中、注目を浴びたのが高継続率を売りにし、
出玉スピードを上げた遊技台の登場です。
1時間で30000個の出玉獲得を可能にしたとのことですが、
芳ばしい香りがするので、かつての『ミリオンゴッド』と同じ現象が予想されます。2020年後半で言うなら、業界はパチンコに舵を取ることが予想されます。

今までの流れから、たぶん新たな規制が入りそうですけどね。

理由③娯楽の多様化

スマホゲーム

本来ならパチンコ・スロットへ引き込めた若いお客さんたちはどこへ行ったか?

答えはスマホゲームです。

パチンコ・パチスロの代わりに、スマホゲームに夢中になる方が多くなりました。
TwitterYoutubeなどのSNS、有料の動画配信サービスなどにハマる若者も多く、
スマホを中心とした娯楽へと世界が徐々にシフトして行きましたね。

今度は何万円も課金する人が出て来たんだよね~

中にはパチンコをやりながらスマホゲームをする強者もいますが、
それだけパチンコの魅力が低下していることが伺えますね。
オンラインカジノやゲームとして遊ぶだけなら自宅で十分 ですし、
大きな射幸性を求める方々は競馬やボートといった
公営ギャンブルへ足を向けるようになりました。

パチンコに使われるお金がそのまま他へ流れてしまいました。

理由④館内禁煙化

禁煙

オリンピック開催に伴い、外国人観光客にマイナスイメージとなる
『コンビニの成人誌』『ギャンブル依存症』『喫煙』『風俗店』
などが規制の対象となりました。

「遊びながらタバコが吸えない」

パチンコ・スロット遊技者のおよそ60%が喫煙者とのことなので、
パチンコ店の運営側としたら由々しき事態です。

タバコが無いとストレスの捌け口にも困りますな。

しかし、国の決定ですから逆らうことも出来ず泣く泣く禁煙化となりました。
喫煙所を設置することで喫煙者を何とか逃がさないように努力していますが
やはり店内の改装費用も馬鹿になりません。
当然掛かった費用のしわ寄せはお客さんに行くことになります。

タバコを吸わない人にも影響が出たのね……

ワンチャン、非喫煙層の取り込みも願うものの
永年のホール内に溜まるタバコ集を消すのは容易ではなく、
期待してパチンコ店に足を運んだ方々からは「残念」との声も。
高齢のお客さんに支えられていたお店は禁煙化だけでも経営の危機に陥っていますね。

以前から禁煙ホールを営業していた『ダイナム』なら
ノウハウもお客さんの理解もあるのでスムーズな移行でしたね。

理由⑤低貸パチンコ・スロットに客が流れてしまった

1円

4円パチンコ・20円スロットが軒並みガラガラ……

「お客さんが減った」と言われている今でも
1円パチンコのような低貸パチンコ・スロットでは
かなりのお客さんが遊技を楽しまれています。

その代わりに通常レートの客は飛んだけどなwww

低貸しパチンコ・スロットのお客さんは多くなり、
そこだけ見るとお店の活気は昔と大差無い様に思えます。
ただし、売り上げは単純に1/4以下に落ちますが!

これが諸刃の剣というものですか。

集客能力の高さから、少し前までは『1円パチンコ専門店』も流行りましたが、
今では多くの低貸専門店が店を畳んでしまいましたね。
様々な要因はありますが、低貸だけで店を回すのは難しいという結論です。

人件費や固定費などは低貸パチンコでも変わりませんからね。

1円パチンコや5円スロットはそれでもお店から無くす訳にはいきません。
たとえ売り上げが1/4以下になってもお客さんに来て貰わなくては
商売が成り立ちませんからね……

苦しい選択ですな~

ただ、利益が取れないなら設定を辛めにしなくてはいけません。
「辛過ぎる」と判断されてしまうとお客さんは居なくなってしまいますよね?
じゃあどうするか。もっとレートを落とす訳ですよ。
こうして0.2円パチンコや2円スロットが生まれたのです。
お客さんの最後の受け皿です。完全にガヤ担当ですがw

低貸に頼った時点でジリ貧だというのがよく判りますでしょ?

理由⑥機械代・設備代の高騰

高騰

中古価格100万円越えも!?

新しい台でも年々上がっていて、今では玩具が台に搭載され、
50万円を越す筐体も売り出されています。

オモチャ代が高すぎるんだよな!

販売台数には制限もあり、抱き合わせでしかメーカーが売らなかったりする為、
結局のところ大手でしか新しい台を購入できないのが現状なのです。
機械代の高騰によってメーカーは販売台数が減った今でも
生き残っていられるわけですね。

「機歴」という名の一つの闇だね。

人気の台は中古でしか手に入らなくなり、中古価格が高騰してしまいます。
また、お店を運営するためには設備でも各台に計数機を導入したり、
分煙設備、販売促進ツールなどでかなりの費用をかけています。
お客さんの利便性をあげるのも大切ですが、
コスト面も目を向けないと 真っ当な営業は出来なくなります。

うまくバランスをとって営業するのは至難の業よ!

現在の中古台相場がどの位か知るためにはこちらのサイトを参考にして
現役の時に販売店の方と交渉してました。

P-SENSOR パチンコ・パチスロ中古機&中古設備 あなたが求める相場情報
(中古価格がどの位か検索できるサイトです)

理由⑦お金が借りられない

金貸し看板

これこそがパチンコ店衰退の真実だと思います。
パチンコ・スロットによって中毒になったお客さんは
お金を借りてまでギャンブルにのめりこむ訳です。

借金で首が回らなくなるまで……ね。

それに一役買っていたのが金融業界です。
少し闇に触れた話をすると、
一定の業種は消費者を中毒にすることを目的として商品作りをしています。
ファストフードやお菓子の中毒性はまさにそれで、
パチンコも例に漏れず「ギャンブル中毒」にするのを目的としています。

パチンコ台の必要以上に大きな音と光がそうだね~

昔は高い金利が認められていたため審査も甘く、
ギャンブルにのめり込んだ方でも簡単にお金が借りられました。
しかし、2001年に出資法が改正されたため業界に激震が走りました!
以前の上限金利40.004%が29.2%に引き下げられてしまったのです。

利益が取れないとリスクが増えるから大金は貸せないな。

そんな理由で、今は借金をするにも審査が厳しくなり、
大金を借りてパチンコをできないという現実になりました。

……つまり、パトロンを失ったと言うことですね。

まぁ、貸す側にも問題があって返せないのを承知でお金を貸して、
生命保険に加入させてどうこうするという話もありますから……ね。
いずれにしても、
お金の流れが一つ断たれたことはパチンコ店にとっての収入大幅減
に繋がったのです。

理由⑧インターネット普及による客のセミプロ化

プロ

「遊戯方法がわからない!」

こういったお客さんからの声はかなり減りました。
それどころか、もはやパチンコ店員よりも
お客さんの方がパチンコに詳しかったりします。
そうです、インターネットの普及がもたらした大きな効果です!

みんなスマホ片手にデータを見るようになったわね。

スロットの天井ゲーム数などを尋ねられることもほとんど無くなり、
確かに仕事は楽になりましたが、
攻略情報が早く広がるのでお店もシビアになります。

お客さんがオイシイ所しか打たなくなるからです。

今までわざと見逃していた潜伏確変や設定変更挙動なども
お客さんの情報レベルが上がり過ぎたため対策をしたお店も多くなりました。
昔の「よく判らないけど打つ」方々が減ったことで、
機械を甘く使うことができなくなってしまったのです。
スロットでは「技術介入の4号機、情報介入の5号機」
なんて格言も生まれたほど情報の力は大きかったのです。

5号機で設定が入りにくくなった原因の一つですよ。

結論まとめ:パチンコ業界の未来は明るくない

倒産

これら衰退理由から客数激減は更なる向かい風に。

お店の売り上げは
<お客さんの数×お客さんの使うお金>
で求められますので、お客さんの数が減った今では
お客さんの使うお金を上げなくてはいけなくなりました。
つまり、出したくても出せない。
これが今お店が抱えている大きなジレンマであり、問題点なのです。
そして、出せないお店はこのルートを辿ることになります。

◆出せないお店の未来◆ →お客さんが行かなくなる
→もっと出せなくなる
→お客さんがもっと行かなくなる
→誰も怖くて寄り付かなくなる
→閉店

これが負のスパイラルであり、大きなお店にお客さんが集まる理由です。
大きなお店は小さいお店に比べて稼動マジック(出ているように錯覚させる効果)
によって集客はしやすいので、小さなお店から倒産していく訳です。

負のスパイラルはどんどん加速するぞ。

本来パチンコ・スロットは娯楽なのですから、楽しんでナンボのものでしょう。
「パチンコを打たずに実践動画を見て楽しむ」という方も居ますので、
パチンコ=面白いもの
}という認識は間違っていないと思います。

業界が完全に無くなるのはまだ遠い未来かと思いますが、
お金儲けに走り過ぎた業界は今一度原点に立ち返ることで
一般的な商業としての立場を取り戻せるのではないでしょうか?

 

今回のお話は以上になります。

新型コロナウイルスについては他業種も厳しいので割愛してます。
1つ1つの衰退理由が大きすぎるので奇跡でも起こらない限り、
このまま進めばパチンコ業界は衰退し続けると私は予想します。

新型コロナウイルス発生からもうすぐ1年ですが、遊技台には未だ触れずにいます。
私もここまで業界が厳しくなってくると復帰する気にはなれませんね。
問題は山積みですがこれからの業界の行方を見守りたいです。