桃泉の備忘録

おうちご飯のレシピ/レビューや料理のコツ/豆知識

【元家電販売員の備忘録】電子レンジの選び方&機能を簡単に解説!!

f:id:momoizumi:20200706030032j:plain

電気屋さんでの経験を活かしたシリーズです。

電気屋さんでいざ「電子レンジを買おう!」

となっても機能や価格帯も多く、

「種類多すぎて、何を買ったらいいかわからん・・・」

そんな方へ向けて共有しますね。

電子レンジ選ぶのも一苦労ですが、この記事で何とかなれば幸いです。

<目次>

最近の電子レンジの機能は多い!

今の電子レンジはオーブン機能まで付いたものもあり、

温め調理が1台で何でもできて超便利!

本当、レンジも進化が止まりませんよね。

「いろいろ選べるのはありがたい・・・けど、よくワカンネ。」

ってのがまぁ実際遭ったお客さんの感想でした。

 

正直、超絶微妙で「いらないな~」と思う機能も

付いていたりするんですよね・・・・・・

「あるのとないの、どっちがいい?」と聞かれれば

そりゃあったほうが良いのでしょうが

ボタンがいっぱいあっても、使わないなら逆に邪魔ですからね。

と言うより、「その分、お高いんでしょ?」って話(爆)

「レンジ」と「オーブンレンジ」って何が違うの?

結論から言うと、

オーブンレンジは出来る事が増える!!です。

電子レンジの温め方法は食品の水分子を

マイクロ波で振動させて温めます。

 

オーブンレンジの温め方法はマイクロ波の温め方法にだけでなく、

ヒーターで熱を生み出して空気を循環させる事で

オーブンとしての役割も出来ます。

 

今まで電子レンジしか持ってなかった方は

「焼く」という選択肢も増えるので

料理のバリエーションが増えますね!

さらにレンジとオーブンの2台がまとめられるので、

その分スペースが削減できますね!

ここまで聞くと、

「じゃ、オーブンレンジを買えばいいんだ!」

ってなりますよね?

安心して下さい(?)しっかりありますよ。

メリットとデメリットが・・・

それぞれのメリット&デメリットに注目!

電子レンジ

電子レンジの使い道は

  • 冷凍ものの温めや、解凍
  • お弁当や冷蔵ものの温め
  • コーヒーやスープ類の温め

ですね。
食品の内側から温める料理が得意です!

ただし、水分が奪われてしなびてしまったり、
パサパサになってしまう欠点もあります。

さらに言うなら、水分を利用して過熱する仕組みなので、

乾燥したものや殻で覆われたものなどは

燃える・爆発するといった危険性にも留意が必要です。

卵やドライフルーツを加熱しちゃいけないのはこの為ですね。

オーブントースター

オーブンの使い道は

  • クッキーなどの焼き菓子作り
  • ハンバーグやローストチキンなどのグリル
  • パンのトースト

などですね。
表面にパリッと焦げ目をつける料理が得意です!

価格も比較的安く、2~3000円で買えるものもあり、

火力も1000wほど出ますのでこんがり焼き目をつけられます。

ただし、食材の中まで火を通すのは難しいという欠点もあります。

中があったまる前に外が焦げちゃいますからね・・・

オーブンレンジ

最近ではレンジを購入する場合は

オーブンレンジを1番に考える方も多い様で、

家電量販店にもオーブンレンジが多く並んでいますね。

しかし、上記にあるような便利さの反面、

  • オーブン機能の後にレンジ機能が使えない
  • 操作が煩雑になる
  • 高価になってしまう

といった欠点もあります。

少し補足すると

オーブン機能を使った後だと庫内温度が上がっていますので

すぐレンジに切り替えようとした時加熱しすぎたり、

全然温まらなかったりとレンジ機能が弱くなってしまうのです。

また、低価格のオーブンレンジだと火力も600w前後と低出力で

オーブン機能に不満が残るのも欠点かと。

 

本当に一長一短ありますよね。

「(́・ω・)機械が苦手なの・・・」

という方には

オーブントースターとレンジ別々で持つ方法

を私なら提案します。

コスパと手軽さで言うならこの選択肢を採っている

ご家庭も多いですからね。

 

電子レンジ・オーブンレンジの基本的な選び方は5つ!

f:id:momoizumi:20200706030519p:plain

①扉の縦開きor横開き

どうでも良いようで、全然そんな事ない問題。

縦開きは取り出すときに台として使えたり、

左右どちらからでも取り出せるメリットがあります。

しかし、高いところに設置する場合、

縦開きだと扉が邪魔になってしまうことも多いので注意です。

 

横開きは縦開きのようなメリットは無いものの、

高い位置でも取り出しに苦労しない特徴があります。

設置する場所に合わせて購入を検討しましょう!

②放熱スペースが確保できるか?

熱を逃がす為のスペースが必須です!

メーカーによって異なりますが、

基本的に左右5cm、上と背面に10cmほど隙間

が出来るように設置場所の確認をしてから購入を検討しましょう。

 

隙間が無いと、壁の出火や本体の出火の原因になります。

スペースを気にしないで良い「ピッタリ設置」機能が

ついている機種も出ていますが価格は高めです。

③庫内スペース

機能の多くない電子レンジなら17L位~あるので、

使う人数に合わせてサイズを大きくするのが一般的ですね。

もちろん、サイズが大きくなれば価格も高くなります。

一人暮らしなら20Lあれば基本的に大丈夫ですね♪

使う人数が増えるにつれ5Lずつ増やして計算すると良いですよ。

(2人なら25L,3人なら30L・・・・・・)

たくさん食べたい人はワンサイズ大きいものを選びましょう。

ターンテーブルと庫内フラット

昔ながらの中で皿が回るタイプは「ターンテーブルと呼ばれます。

中の皿はセラミックやガラスで出来ているので

落とすと割れてしまいます。

安いやつは大体これです。

 

中に皿が無く、食材を回さず全体にマイクロ波を当てるのが

「庫内フラット」です。

圧倒的にフラット型が便利ですが価格は上がります。

⑤各種センサー

温めの際、何を基準に加熱時間を管理するかのセンサーです。

・重量センサー
ターンテーブルに置かれた食材の重さで加熱時間を管理します。

お皿の重さに注意が必要です。

・温度センサー
オーブン機能で庫内温度を一定に管理できます。

・湿度センサー
食材から出る水蒸気を感知し、調理時間を調節します。

ラップをしていると温めすぎるので注意。

・赤外線センサー
食材から発せられる赤外線により、加熱時間を管理します。

比較的高価な機種に付いています。

 

この中では赤外線センサーが最も精度が高く

加熱ムラの心配が少ないです。

お高いですけどね・・・(相場で25000位~)

更にこだわるなら!あると嬉しい+αのスゴイ機能

f:id:momoizumi:20200706030920j:plain

ノンフライ機能

食材に含まれている脂分を利用して、

他から油を追加することなく油で揚げたように

サクサクに調理できる機能です。

庫内温度を高温にする事でこのような機能が実現できるようで、

油を足さないからヘルシーな食事を楽しめるようになりますね!

2段オーブン機能

上中下段に熱風を送る事で2段にして

焼く事が可能になった機能です。

単純に倍の量が焼けるので時短になりますね!

クッキーやパンなど一度に「たくさん焼けたらいいな」

という声に応えた機能ですね。

加熱水蒸気機能

流行している機能ですね。

水を沸騰させた水蒸気だから100℃以上の

温度になるのがこの仕組みの凄いところ!

300℃以上なら水で焼く事ができるんです。

水蒸気で加熱するので食品に含まれる

余分な油や塩分を洗い流してくれます。

また、従来のレンジと違って食品に含まれている

水分を逃がさないのでラップ要らずの調理ができます。

 

水蒸気と聞くとべちょべちょしそうですが、

100℃以上で調理されるわけですから、水が残らないのですね。

SHARPの『ヘルシオ』が有名です。

スマホ操作機能

スマホにアプリを入れる事でスマホから指示を飛ばせます!

細かな設定や、Q&Aも検索できるので困ったときにも便利ですね。

現代社会ならではの機能ですねw

待機電力ゼロ機能

電源が自動的にオフになるので、節電になります。

ドアを開けるなどの動作により

自動的に電源が入ってくれるのもgood!

基本的に「電子レンジは電源入れっぱなし」

という方も多い様ですから、ありがたい機能ですよね。

大体5~10分放置していると自動で電源が落ちてくれます。

 

余談ですが、

レンジは常時通電してるとG様(察してw)の巣

となる可能性が上がるそうですよ・・・・・・

自動メニュー機能

予熱や加熱時間などをレシピに応じて自動で設定してくれる機能です。

加熱ムラなどの失敗もしにくくなるので便利ですね!

材料放り込んでボタン1つで調理完了!なんて感動です。

ロック機能

その名の通り、勝手に操作できないように鍵を掛ける機能です。

子供の予期せぬ事故を防ぐ為には付いていると安心な機能ですね。

グリル機能

対流熱でじっくり火を通すオーブン機能に対し、

高温である程度の焦げを付けてパリッと

仕上げてくれるのがグリル機能です。

直接火を掛けたような調理が出来るので、

焼き料理の代用として使えます。

餃子も油を引かずにできるのは感動ですね。

2品同時温め機能

食材ごと別々に温めると品数が増えるほど

最初に温めたものが冷めてしまいますが、

この機能があれば時短が出来るので楽

でおいしく頂ける様になりますね!

この機能、何がすごいって冷凍と冷蔵の食品も

同時に温められるし、重さが全然違ってもOKなんです!

 

ただ、センサー技術が高度なレンジに搭載されているので、

価格はやはり高めですね。

自動掃除機能

スチームで庫内にこびれついた油汚れを落としてくれる機能です。

仕上げに自分で中を拭き取ってお掃除完了となります。

庫内の臭いを高温で焼く脱臭機能があるタイプも。

AI機能

話しかけるとAIが判断し、

メニューや温め方法を提案してくれます。

操作がわからないときに音声で質問して

答えてくれる機能も当然あります。

 

 

今回のお話は以上になります。

日々進化する電子レンジって凄いですよね!

ある程度の機能は網羅できていると思うので、

これで店員さん呼ばずに済むかも!?

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

これからもよろしくお願い致します。