桃泉の備忘録

おうちご飯のレシピ/レビューや料理のコツ/豆知識

『イトメンのチャンポンめん』はアレンジ系だった件【丁寧レビュー】

イトメンちゃんぽんサムネ0

西では大人気!

こんにちは。桃泉です。
いつも通り宝島(スーパー)を探索していると、やたら黄色いアイテムが桃泉を呼んでいるではあ~りませんか!
呼ばれるままに近づくと、パッケージには……

・一部では抜群の知名度
・ピンポイントでしか売ってない
・コアに愛され50年以上
・全国で売れたい

と、なかなかにウルサイ文字が躍ってましたwww

ほぅほぅ、これが噂に聞いたイトメンのチャンポンめん』ですか。
西の方では有名らしいですが、なんだろう……すっごく香ばしさが漂ってマスッ!
これは試さない手はありませんよね!

関東で出会うのはレアですなぁ!

さて、今回はイトメンのチャンポンめん』をアレンジせずに試してみましたので、内容/作り方/感想を共有します。
なるべく丁寧に素直にレビューしましたので、気になっていた方のお力になれれば幸いです♪
(最終更新:2023/10/4)

イトメン『チャンポンめん』って何?

 

イトメンのチャンポンめん』の特徴は

エビ、シイタケのかやくがスープとうまくマッチして独特の風味と香りが特徴です。麺には塩を使わない無塩製麺で1食につき約1gの減塩になっております。
5食)チャンポンめん 商品詳細|イトメン株式会社より引用

と謳われています。

イトメンさんって、実は結構な歴史があるんですよね。
世界初のインスタントラーメンはチキンラーメンですが、イトメンさんは『トンボラーメン』その2か月後に発売して見事2番手の地位を確立しています。

さらに世界初のカップラーメンカップヌードルが発売された翌年にはカップジョイ』を発売し、こちらも2番手に。
ただし売れ行きが芳しくなく、知名度は残念な結果に。
「2番じゃダメなんですか?」の答えはハッキリと出てしまった様です……

そしてイトメンさんにはマスコットキャラクターも!
名前は『とびっこ』ちゃん(♀)、大きい目と口元のエロぼくろが特徴の羽虫トンボちゃんです。
うん、キモカワ(・∀・)イイ!!

とびっこかわいい0

……はい。カワイイデス。サーセンした。

今回は初挑戦ですから下手にアレンジせず、そのままの味を見たいと思います。
となれば素ラーメン一択ですよねっ♪

”チャンポン”の名を冠しているので『長崎ちゃんぽん』のような豚骨ベースの濃厚魚介スープなのでしょうか?
そして”無塩製麺”と”かやく”の実力とは?
西ではかなり有名ということですから、期待ですね!

イトメンのチャンポンめん』本体は希望小売価格が税別555円、桃泉は大手スーパーにて248円で手に入れましたよ。
材料費は何も加えないので1人前50円ほどです。

製造者:イトメン株式会社/兵庫県たつの市揖西町小神841番地
内容量:100g(めん91g)×5食
アレルゲン:えび/小麦/乳成分/大豆
企業リンク:イトメン株式会社
 
 

イトメン『チャンポンめん』の栄養成分&原材料表示

1人前100gあたりの栄養成分は

エネルギー:497kcal
たんぱく質:9.2g
脂質   :25.5g
炭水化物 :57.7g
食塩相当量:4.8g(めん・かやく1.2g/スープ3.6g)

 原材料は

【油揚げめん】
・小麦粉(国内製造)・植物油脂
【添付調味料】
・植物油脂・食塩・糖類・香辛料・野菜粉末(オニオンパウダー・ガーリックパウダー)・たん白加水分解物・ねぎ
【かやく】
・えび・しいたけ・砂糖・食塩

---添加物---
・調味料(アミノ酸等)・炭酸カルシウム・かんすい・乳化剤・酸味料・ソルビトール酸化防止剤(ビタミンE)・カラメル色素・紅麹色素・ベニバナ黄色素・パプリカ色素・ビタミンB2
※一部に小麦・乳成分・えび・大豆を含む

なるほど、本当に麺には塩が使われていないようですね。
サッポロ一番塩ラーメン』の塩分が6.1gで、こちらが4.8gですから一般的なインスタント麺より減塩されています。

作る前にちょっと袋に残ったものを食べてみましたが、確かにしょっぱくない。
よくある揚げ麺の塩抜きといった感じでしたよ。
麺に塩が入っていない分、弾力が無くなると思うのですがどうなのでしょうか?

スープの原材料もかなりシンプルな作りですね。
野菜粉末にニンニクと玉ネギが入っていますが、動物系の素材が見当たらないのでコクは少なそう
この時点でアッサリ系なのはほぼ確実、桃泉が思い描いた”ちゃんぽん”の味とは別物ですね。
というか……これって、塩ラーメンなんじゃ?

袋に”あっさりした味覚”って書いてあったぞ?

かやくにはエビと椎茸の文字が。
ああ、これを先入れして出汁を引く作戦ですね。
エビのグルタミン酸/イノシン酸に椎茸のグアニル酸が、旨味成分としては確かに理に適っています。

添加物も一般的なものばかりですね。
まぁ色素系が多い気もするけどw

みんなの評価は?

Twitter/ブログ/YouTube/ランキングサイトなどさまざまな媒体で、みんなの意見を覗き見してみましたので軽くまとめますね♪

高評価の口コミは……

・一度ハマると抜け出せない
・胃が弱いのでありがたい
兵庫/石川では定番
・あっさり優しい味
・出汁が効いている

低評価の口コミは……

・看板商品とは思えない
チャンポンとは違う
・麺が柔らかすぎる
・味が物足りない
・スープが薄い

ほぅ……なかなか意見が拮抗していますねぇ(´´ิ∀´ิ`)ニチャリ

『ねとらぼ調査隊』さん発表の袋麵ランキングTOP30では堂々の4位を獲得していた反面、グーグル先生のサジェストには「まずい」の文字も……
このどっちつかずな感じ、ウズウズしてキマしたわぁ♪

西と東の味覚違いからだと思うよ。

Twitterには、独自でアレンジされている方が多く見られました。
中には梅干し/納豆/ドライフルーツといった変わり具材で、魔改造を楽しまれている方も!?

薄々気づいていたけど、素ラーメンでイッたらイケナイや~つだった?
まぁ、初めてなんで許してちょ♪

作ってイクッ!

今回桃泉は初挑戦ということで、魔改造なしでイキます。
作り方をよ~く読んで、従順なワンちゃんに成り下がりますワン(ᐡ ᐧ ﻌ ᐧ ᐡ)
ほんじゃぁ、やっていきましょうかねぇ……

沸騰させた500mlのお湯に麺とかやくを入れて3分煮ます。
かやくを入れてから煮るのは珍しいかも!?
火力は指定が無いので適当に中火でイキましょうか。
ちなみにかやくとスープは小袋で入ってましたよ。

イトメンちゃんぽんのかやく0

②火を止める前にスープを入れて、よくかき混ぜます。
多くのインスタント麺は火を止めてからスープを加えますが、こちらは火にかけながら混ぜるんですね。
「香りが飛ぶ心配はない」ってことでおk?

醤油や味噌じゃないからね~

出来上がり!……あら簡単。
説明書きには「お好みにより焼豚/卵/えび/椎茸/野菜等を加えるとおいしい」的なことが書かれていましたが、今更感ワロス
長ネギくらいは入れた方が良かったかしら?

桃泉の評価:★☆☆☆☆

イトメン素ラーメン0

できたっ☆
……お、おう。
インスタント袋麺ですからね、まぁこうなる予想はついていましたゎw
すげ~寂しいのwww

スープは若干白濁しているものの、そこには長崎ちゃんぽんのような濃厚さはありません。
むしろ塩ラーメンのような、やさしい雰囲気が感じられます。

香りはほのかにエビと油揚げ麺特有のものが。
当然、豚骨系の香りは一切ありませんでした。

食べてみると意外や意外!エビと椎茸のかやくがしっかり効いてます。
少量でもこれだけ出汁が出るのは驚きですよ。

そしてスープのお味は、やはりアッサリ塩味。
アリシン系の野菜っぽさも感じますが鋭さはなく、霞がかかった感じ。
詰まるところ……薄っすい!
塩味は感じますが、何とも物足りなさを感じてしまいました。

お前は断じて”ちゃんぽん”ではないッ!

麺は確かに塩分を感じませんね。
縮れ麺ですが、コシがなくクタクタな食感。
「麺を味わってください!」という程の存在感は感じないものの、食べやすさは感じました。

味から察するに「チャンポン」というのは”長崎ちゃんぽん”をイメージしたものではなく、”具沢山で食べてね♪”という意味なのでしょう。
正直言って「素ラーメン」として食べるのはかなり寂しかったですからね。
たくさん具材を追加して独自にアレンジすれば楽しめそうですよ。

調味料を加えると塩分も増しますから、おそらく魔改造ありきの無塩製麵なのかも知れません。
だから「チャンポン」ではなく「チャンポンめん」という名称なのか考察してみた今日この頃です。

でもそうすると、単品で完結するのが難しいのかぁ……。
もし”かやく”で出汁が強化されてなければ、安っすいPB商品と肩を並べそうだしなぁ。

以上の点から総合して考えると……う~ん星1つで。

とびっこ夢に出る0

:(´◦ω◦`):ガクブル

い……いや、別にマズイって訳じゃないんすよ。
ただね、関東人の桃泉からするとちょ~っと味が薄く感じたかなぁ~って。
本当スンマセン!嘘はつけねっす。

次回はもっと美味しくアレンジするんで、許してくだせぇ!(切実)

結論まとめ:魔改造ありきの塩ラーメン?

うどんの出汁が最たるところで、関東/関西で味の濃さはかなり差が出ます。
そんな味覚の違いを、まざまざと感じた商品でしたね。
関東であまり販売されない理由も、理解できた気がします。

ただしポテンシャルは感じられましたので、次回は素材を活かしつつ軽く魔改造を施してみましょう!

とりあえず今回はここらでまとめます。

★ポイントまとめ★ ・麺はコシがなく柔らかめ
・かやくから良い出汁が出る
チャンポンではなく塩ラーメン
・スープが薄く感じるなら調整しよう

関東の濃い味に慣れてしまっている方には、かなり薄く感じられると思います。
自分流にアレンジして料理を楽しみたい方、塩分が気になる方にはおススメの商品でした。

腕が鳴るわね♪