こんにちは。桃泉です。
今回は桃泉が備忘録として書き溜めていた、料理の雑学をまとめて大公開‼
1項目につき約150文字ほどに情報をギュッと凝縮し、広く浅く共有しますょ~☆
全部載せるとページが重くなり過ぎるので、今回は「海産物」に絞りました。
食材についての知識が深まれば、料理の腕もきっと上がるハズ!
一緒に学んで、おうちご飯を盛り上げていきまっしょい♪
(最終更新:2024/4/9)
桃泉の料理雑学集~海産物~
この章では海産物についての雑学を纏めました。
魚類/貝・甲殻類/頭足類他/海藻類の4類に分けて表示してますので、気になるものからお楽しみください♪
魚類
【タラってどんな魚?】
淡白な白身魚でフライや鍋物などで活躍し、白子や卵も人気なタラ。
流通しているのは身の締まったマダラと、水分の多いスケソ(ト)ウダラの2種ですね。
高タンパク低脂質で、ビタミンB12やDも豊富に含まれてダイエット中でも安心。
しかしタラコ/白子は高コレステロールょ♪
【タラはなぜ魚偏に雪なのか?】
タラは魚偏に雪で鱈と書きますが、実はもともとある漢字ではなくて日本で生まれた国字です。
雪が関係している理由は、
・お腹が真っ白だから
・雪が降る冬に獲れるから
と言われています。
餌を沢山食べるので「大口魚」とも呼ばれますね♪
【いさきってどんな魚?】
ブリや鮭などと比べるとマイナーな白身魚で、丸で売られることが多いいさき。
食べればクセは少なく、脂の乗った味わいが特徴ですね。
DHAやEPAが豊富で、ビタミンDなど栄養素もGood!
調理も普通の白身魚として、煮/焼/蒸/揚や刺身でもイケますょ♪
【泊鯔って何?】
まず漢字を読めた方はスゴイ!「とまりぼら」ですね。
鯔はトドだけではなく、ボラとも読みます。
ボラは産卵のため、大西洋西南や東シナ海南部に南下します。
その際に九州の港湾に入り込み、大きく抱卵した個体が多く見られます。
これを泊鯔と呼ぶのょ♪
【メバルってどんな魚?】
大きな目が特徴で”眼張”と書き、岩礁に生息するので釣り人にはお馴染みのメバル。
淡白な味わいの白身魚で、煮付けを始め唐揚げや味噌漬けなど濃い目に味付けると美味しく頂けます。
水分が多く高タンパク低脂質で、ダイエットにも◎
各種ミネラル/ビタミンも豊富ょ♪
【ホッケはなぜ干物ばっかりなの?】
基本的に干物として売られ、クセが少なく身も大きいので焼き魚として人気のホッケ。
実は水分量が多いので冷凍に向かず、傷みやすさと寄生虫の存在から生ではなかなか出回りません。
北海道なら、お寿司/刺身/ムニエルなどを試せるかも♪
【ウナギの栄養は?】
脂の乗ったふっくら柔らかい肉質と旨味で、高級食材ながら不動の人気を誇るウナギ。
甘辛い蒲焼きを筆頭に、ひつまぶしやうざくなど調理も様々。
小骨も食べられるのでカルシウムが多く、脂溶性のビタミンA/D/Eも豊富。
DHA/EPAやビタミンB群も多量で、スタミナ食でも有名ょ♪
【アナゴってどんな魚?】
お寿司や天ぷらでよく見られる、鰻とよく似たアナゴ。
海底の穴に潜んでいるから、漢字で「穴子」と書きますね。
鰻と同じ白身の魚だけど、脂質は控えめでアッサリとしたふわふわ食感が特徴。
ビタミンA/Eが多く含まれるけど、血液に毒があるので生食は基本NGょ♪
【マグロってどんな魚?】
鮨ネタや刺身の王道中の王道で、缶詰としても人気なマグロ。
赤身やトロなど部位毎に、味の変化も楽しめますね。
栄養面ではタンパク質やDHA/EPA、ビタミンDに鉄分などのミネラルが豊富に含まれます。
その肉付きの良さや広範囲を回遊する魚なので、鮪の漢字となったとか♪
【かつては下魚だった鮪】
不動の人気を誇り、お寿司ネタとしても王道のマグロ。
しかし輸送手段も冷凍技術もなかった頃は、赤身独特の臭みから下魚と扱われていました。
日の目を浴びたのは醤油が普及した江戸後期でしたが、トロは下品な味として「アラ」扱いでしたょ♪
【マグロ赤身は何故鉄火なの?】
鉄火巻き/鉄火丼など、鮪の赤身を鉄火と呼びます。
鉄を真っ赤に熱した姿に由来しており、鉄火巻きは賭場でよく食べられたことから、
・賭け事で体が赤く火照る
・切り身から転じて、賭場で身を崩す
などの説も有力ょw
ばくち場は「鉄火場」とも言いますね♪
【マグロの違い】
”マグロ”と言っても種類や味わいも様々。
高級なものから味の特徴として…
クロ(本):脂の旨味と酸味
インド(南):脂の旨味と甘味
メバチ:ややピンク色でサッパリ
キハダ:ピンク色で脂少なめ弾力系
ビンチョウ:白ピンク色で柔らか、鶏っぽさも
違いを感じるなら赤身ょ♪
【カジキはどんな魚?】
大きい魚なので切り身で売られている、カジキ。
薄いピンク色をした赤身魚で、煮付け/照焼き/フライや新鮮であればお刺身でも頂けます。
脂質が少なく低カロリー/高タンパクで、ビタミンB6/Dにレチノール等も豊富。
何より骨が無いので、子供やお年寄りにも安心ね♪
【ブリってどんな魚?】
脂がたっぷり乗ってお刺身から照焼きなどで親しまれる、白身魚のブリ。
出世魚として有名で、関東ではワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ、関西ではツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリと名前が変わりますね。
良質なタンパク質/脂質にDHA/EPAも豊富だけど、その分カロリーも高めょ♪
【カンパチってどんな魚?】
ブリやヒラマサによく似ている、スズキ目アジ科ブリ属のカンパチ。
脂がのった身は白さが目立つので白身魚のようですが、血合いにミオグロビンを多く持つので赤身魚と分類されます。
DHAやカリウムを豊富に含み、上品な旨味を持つ高級魚ょ♪
【サバってどんな魚?】
手軽に使える缶詰め製品が、爆発的な人気を博したサバ。
マサバを中心に、ゴマサバ/太平洋サバなどの種類が手に入りますね。
青背魚の良質なタンパク質や、EPA/DHAなどの不飽和脂肪酸が豊富で、ビタミンB群やビタミンDも含まれます。
ただし寄生虫や腐敗には注意ょ♪
【みがきにしんって何?】
スーパーの魚売り場でよく見かける、みがきにしん。
漢字で「身欠き鰊」と書き、腐りやすい頭と内臓を落として干されたニシンです。
生のニシンをなかなか見ないのは、漁獲量が少なく足が早いから。
本干しと生干しがあるけど、すぐ使うなら生干しょ♪
【カワハギの栄養は?】
フグ目だけど無毒で刺身から煮付け/干物でも食され、大きな肝も人気な高級魚のカワハギ。
名前は皮が剥がしやすいことに由来し、地方によって呼び名も様々ですね。
高タンパク低脂質で、ビタミンB群/Dやカリウムなどのミネラルも豊富です。
肝の脂質は高めなので要注意ょ♪
【タチウオってどんな魚?】
細長く平らな銀色に煌めく姿から、容易に名前の由来を推察できる太刀魚。
白身魚で淡白な味わいながら脂質も多く旨味があり、鱗が無い反面小骨が多いのが特徴です。
栄養面ではDHA/EPAに加え、ビタミンDやオレイン酸が豊富ですね。
身が硬くハリのあるものがGoodょ♪
【サヨリってどんな魚?】
サンマにも似てるけどダツ目で赤い下顎が長く尖り、品のある香味と締まりのある肉質が特徴のサヨリ。
真っ黒な内臓でも有名ですね。
刺身や寿司をはじめ、塩焼き/天ぷらなどでも楽しまれます。
低脂質の高タンパクで消化に良く、ビタミンB12/Dや鉄分/亜鉛が豊富ですょ♪
【サンマってどんな魚?】
他国もその美味しさに気づいてしまったのか、近年価格が上がっているサンマ。
無胃魚なので未消化&排出物がほぼ溜らず、内臓まで食べられる青魚です。
不飽和脂肪酸のDHA/EPAに加え、内臓にはビタミンA/D/B6やカルシウムも豊富ょ。
ただし脂が多い分カロリーも……♪
【鯵ってどんな魚?】
春~夏にかけて旬の青魚で、「味が良い」ことからその名が付いた鯵。
身体の側面に鋭いゼイゴがあるのも大きな特徴ですね。
他の青魚と比べると脂は控えめでサッパリしているけど、DHAやEPAはしっかり含まれています。
お刺身や塩焼き、フライなどで♪
【サワラに合う調理は?】
魚偏に春と書く、春が旬のサワラ。
栄養も青魚らしくEPAやDHAをはじめ、ビタミンDやカリウムも豊富なのが特徴です。
クセが少なく淡白で柔らかい反面、味付けが入りにくいのが難点ね。
なので濃い目の味付けがバランスよく、味噌系がおススメょ♪
【アンコウってどんな魚?】
関東では冬のごちそうとして名高いアンコウ。
吊るし切りで捌かれるのでも有名だけど、これは大きくヌメリがあって身が柔らかいからです。
プリプリの身は水分が多く低カロリーだけど、”あん肝”で知られる肝臓はビタミンAや鉄/亜鉛に不飽和脂肪酸など栄養豊富ょ♪
【鯛ってどんな魚?】
古来より縁起物とされて、朝廷への献上品にもなった鯛。
高タンパク低脂肪の白身魚で、刺身/焼き魚/煮付け/椀物など幅広く活用されます。
特に天然物は脂肪が少なく消化が良いため、乳幼児や高齢者にも◎
「腐っても鯛」とはよく言ったもので、旨味のイノシン酸も豊富ですょ♪
【金目鯛は鯛じゃない?】
赤い見た目と名前に鯛が入るのに、鯛の仲間とされない金目鯛。
実はキンメダイ目キンメダイ科の、水深200m程に生息する深海魚です。
よく見ると鯛はお腹が白いけど、金目鯛は全身が真っ赤で大きな目と浮き袋が無い特徴も。
鯛は淡白で、金目鯛は濃厚な味わいょ♪
【キチジってどんな魚?】
赤い見た目の高級魚として知られ、太平洋やオホーツク海で獲れる深海魚のキチジ。
「キンキ」とも呼ばれて白身の魚だけどタンパク質以上に脂質が多く、水分が少なくカロリーが高めなのが特徴ね。
豊富なDHA/EPAやビタミンEに、ビタミンB群やミネラルも含まれますょ♪
【鮭やマスの種類】
鮭って一口に言っても意外と種類が多く、
白鮭:最も身が白い
⇒獲れる場所や季節で秋味や時不知とも!
紅鮭:最も身が赤い
⇒スモークサーモンなど加工品が多い!
銀鮭:腹側の皮が銀白色で輸入が多い
⇒安価で脂ものって人気!
一般的に鮭と呼ぶのが白鮭ょ♪
【フグってどんな魚?】
テトロドトキシンという猛毒がある反面、その美味しさから根強い人気の高級魚フグ。
淡白で弾力のある身を刺身/鍋/唐揚げなどで頂きますが、免許が必要なので家庭で味わうのは難しいですね。
高タンパク低脂質でビタミンDやタウリン、カルシウムなどミネラルも豊富ょ♪
【スズキってどんな魚?】
フランス料理でもよく使われ、高級魚のイメージもあるスズキ。
白身の淡白な味わいで刺身やムニエルなど、様々な料理に応用できます。
良質なタンパク質にDHA/EPAに加え、オレイン酸が豊富なのが特徴的。
さらにビタミンA/B群/D/Eなども含まれ、鉄分も多く優秀ですょ♪
【カレイってどんな魚?】
ヒラメとよく似た白身魚だけど、ふっくらと脂のノリが良いカレイ。
マガレイ/ナメタガレイ/銀カレイなど種類が多く、獲れる場所や旬に味わいも様々。
栄養面では基本的に高タンパク低脂肪で、コラーゲン/ビタミンB群/タウリンが豊富ね。
消化が良いので胃腸にもGoodょ♪
【平目ってどんな魚?】
高級魚としてのイメージが強い、カレイによく似た魚のヒラメ。
高タンパク低カロリーな白身魚でイノシン酸が多く、ムニエルやフライ、特にお刺身/昆布締めでよく食べられますね。
栄養面ではカリウムやビタミンB2、エンガワにはコラーゲンもたっぷり含まれていますょ♪
【トビウオってどんな魚?】
あご出汁でも良く知られる、青背魚のトビウオ。
さぞ脂が乗っているのかと思いきや、DHAは多いもの低脂肪で高タンパクの白身魚寄りの特徴ですね。
栄養はビタミンB群の中でも、B6やナイアシンが豊富です。
クセが少なく刺身から塩焼き、特に加工品が人気ですょ♪
【鰹ってどんな魚?】
和風出汁と言ったらすぐに思いつくほど、旨味の強い赤身魚のカツオ。
春の初鰹は低脂肪でアッサリ高タンパク、秋の戻り鰹は脂が乗って不飽和脂肪酸たっぷりと、季節で味わいが大きく変わりますね。
血合い部分には特にビタミンB群/Dや鉄分などミネラルも豊富に含まれますょ♪
【なぜ初鰹は有名なの?】
春に黒潮に乗って太平洋岸を北へ上る鰹を特に「初鰹」と言います。
同じ初物でも鰹がここまで有名なのは、
・「勝魚」に通じるので武士に人気だった
・梅雨と夏を呼ぶ五穀豊穣の魚とされた
など特別な魚とされたからです。
江戸時代では8万円以上とも♪
【鰹節はなぜ「おかか」と呼ぶの?】
室町時代あたりから使われたとされる鰹節。
別名「おかか」とも呼ばれますが、その理由は……
・もともと「かか」と呼ばれ、丁寧に「お」をつけた
・江戸時代に引っ掻くように削ったので「お掻き端」と呼ばれたものが詰まった
両説が有名ね♪
【ハタハタってどんな魚?】
秋田県を始め日本海側では有名な、ハタハタ。
水分多めの柔らかな白身魚で、高タンパクなのが特徴です。
不飽和脂肪酸のオレイン酸や、DHA/EPAも多く含まれますね。
実は魚醤の「しょっつる」は、塩漬けのハタハタが使われていますょ♪
【イワシはどんな魚なの?】
大衆魚として塩焼き/煮付け/フライ/刺身と、様々な場面で活躍するイワシ。
青魚なのでEPAやDHAは豊富に含まれて、小さなものなら頭から全て食べられるのでカルシウムも◎
しかし漢字で”鰯”と書くように、傷みやすいのが難点。
なるべく早めにね♪
【シラス干しの魚は何が使われているの?】
稚魚を塩茹でして軽く干した、シラス干し。
”シラス”と言えば真鰯/片口鰯/イカナゴ/鮎/鰻などの稚魚を指しますが、シラス干しに使われるもののほとんどは片口鰯です。
骨ごと食べるから、カルシウム等ミネラルたっぷりょ♪
【しらす干しとちりめんじゃこの違いは?】
原料は同じイワシの稚魚でも、名前や味わいが異なるしらす干しとちりめんじゃこ。
地域差があり明確な定義は無いものの、その違いは干す時間で生まれ、長く干すとちりめんじゃこになります。
柔らかさ重視ならしらす、旨味重視ならちりめんじゃこね♪
【キスってどんな魚?】
ほっそりとした小ぶりな魚で、主に天ぷらや刺身で親しまれているキス。
漢字で”鱚”と書きますが、名前の由来は岸で獲れるからだとか。
低脂肪で高タンパクかつ、豊富なビタミンDにビタミンB群やミネラルも各種取れますょ。
淡白で上品な味なので、ムニエルなどアレンジも♪
【激レアの本シシャモ】
私たちがシシャモだと認識していた多くは樺太シシャモ(カペリン)で、実は本シシャモの代用品でしたw
両方とも「キュウリウオ目キュウリウオ科」で見た目は似ているけど、本シシャモはししゃも属で日本固有種なのです。
漁獲量も年間ほぼ1000t未満ょ♪
【ワカサギってどんな魚?】
湖の氷に穴を空けて釣りを楽しむのが有名な、ワカサギ。
淡白で小柄な白身魚で丸ごと食べられ、カルシウム/亜鉛等のミネラルが摂れます。
漢字で「公魚」と書くのは、江戸時代に麻生藩主が徳川家に串焼きワカサギを献上したことから”御公儀の魚”となったからょ♪
【鮎はなぜ「香魚」と呼ぶの?】
鮎は摂食した餌に応じて、代謝した脂肪酸に香りが生じることから「香魚」とも呼ばれます。
特に天然モノは自然の藻を沢山食べるので、香りも強くなって非常に人気ですね。
時期によってはスーパーでも手に入るけど、ほぼ養殖で香りも……♪
【魚の干物の見分け方】
焼くだけで美味しく頂ける魚の干物。
意外と当り外れがあって、見分け方は大体……
・血や汚れが付いていない
・ツヤ/ハリ/透明感がある
・骨が浮かず、身にしっかり付いている
・赤や黄色く油焼けしていない
ものを基準に桃泉は選んでますょ♪
【魚の活け造りの味は微妙?】
「鮮度が命の魚ですから、捌きたての活け造りは大層美味しいんでしょうねぇ~」 とwktkした結果、食べたら微妙だった経験ありませんか?
実は捌きたての魚は弱アルカリ性だから、味気なく感じるの。
乳酸の働きで弱酸性になった時が食べ頃ょ♪
【魚の旬は3パターン】
”旬”と言えば食材のおいしい時期だけど、魚の場合は3種類。
・産卵直前期⇒シシャモ/ニシンなど
・脂肪が最も乗る時期⇒ブリ/ボラなど
・最も獲れる時期⇒イワシ/サバなど
輸入や養殖の発展で旬がわかりにくくなっているけど、天然も忘れないでね♪
【鮮魚の形状用語】
鮮魚は形状によって加工順に、
【ラウンド】丸ごと
【セミドレス】エラ/内臓を抜いたもの
【ドレス】頭を落としたもの
【フィレ】尾/ヒレ/ハラス/中骨を抜いたもの
【切り身】一定の間隔で身を切ったもの
と名付けられています。 覚えておくと良いかも♪
【赤魚ってどんな魚?】
お店でみりん干しや粕漬けなど、安価で販売されている赤魚。
実は水深200mを超える深海に住む、体表が赤いメバル科メバル属で……
・アラスカメヌケ
・モトアカウオ
・アコウダイ
などを流通上の名称として「赤魚」と呼びます。
クセの無い白身の魚で、脂の乗りもGoodょ♪
貝・甲殻類
【ホタテはどんな食材?】
その旨味に魅せられて、世界で食べられているホタテ。
旨味の正体は豊富なグルタミン酸/イノシン酸にあり、干し貝柱では出汁として使えるほどです。
低脂質高タンパクで、タウリン/グリコーゲンさらには鉄/亜鉛/マグネシウムも多くて優秀ょ♪
【トコブシってどんな貝?】
小振りながらアワビと似ている為、しばしば間違えられるトコブシ(床臥)。
アワビと同じミミガイ科の巻貝だけど、呼吸孔4~5個のアワビに対してトコブシは6~9個で、柔らかな弾力が特徴です。
タンパク質やビタミンB12/E、胴などのミネラルにタウリンが豊富ですょ♪
【ムール貝ってどんな貝?】
パスタ/パエリア/ブイヤベースなど、ヨーロッパの料理で頻繁に使用されるムール貝。
オレンジ色の身で牡蠣ほど旨味は強くないものの、クセの少ない味で安く手に入るのが嬉しいですね。
高タンパク低脂質でビタミンB2/B12や必須アミノ酸、特に鉄分が豊富ですょ♪
【サザエってどんな貝?】
栄螺や拳螺と書く巻貝の仲間で、歯応えのある身とほろ苦い肝が人気のサザエ。
つぼ焼きが有名ですが、新鮮ならお刺身で肝まで頂けますょ。
高タンパク低脂質で、ビタミンB1/B2や亜鉛などミネラルにタウリンも豊富です。
稀に砂を噛んでいるので、砂袋は外しましょ♪
【とり貝ってどんな貝?】
お刺身や寿司ネタによく使用され、ほんのり甘くプリコリ食感で人気のとり貝。
高タンパク低脂質で、ビタミンB群/C/Eに鉄分/カリウム/亜鉛などのミネラルが含まれています。
ボイルしたものは手に入りやすいけど、生は旬の初夏ごろじゃないと難しいかも♪
【牡蠣はなぜ「海のミルク」なの?】
牡蠣は身の白さやクリーミィな食感から「海のミルク」と呼ばれますね。
さらに牛乳のように栄養バランスが良く、特に亜鉛やグリコーゲンも多いのがスゴイ所!
貧血/味覚障害の予防や疲労回復にバッチリな反面、プリン体には要注意ょ♪
【アサリの栄養素は?】
潮干狩りでも手に入り、身近で親しまれているアサリ。
旨味が強く味や食感も良いので、シンプルな味噌汁からパスタ/炊き込みご飯など様々な料理に使えますね。
しかも不足しがちなカルシウム/亜鉛/鉄に加え、タウリンも豊富です。
低脂肪でカロリーも低いのが嬉しいね♪
【シジミの栄養】
小粒の貝でもサプリになったり、その栄養素に注目が集まるシジミ。
まずミネラルがカルシウム/マグネシウム/亜鉛/鉄/カリウム/ナトリウムと豊富。
さらにビタミンA/B群やタウリン/タンパク質/グリコーゲン/オルニチンも多く、肝機能向上に期待が持てます。
汁物がおススメょ♪
【シジミの砂抜きのコツ7選】
オルニチン豊富で人気のシジミですが、砂抜き方法はアサリと違うので要注意。
砂抜きのコツは、
・殻は最後に洗う
・上に布をかける
・0.5%の塩水に浸ける
・冷暗所に3時間ほど
・シジミを重ねない
・水は入れ替えない
・水量は適度に ですよ♪
【バカガイってどんな貝?】
寿司ネタやかき揚げなどで人気でも、可哀想な名前のバカガイ。
アサリやハマグリにも似てるけど、殻が薄くツルツルして蝶番の尖りが見られます。
砂吐きに時間がかかり、結局剥き身にしてよく洗う必要がありますね。
ビタミンB12に亜鉛、ベタイン/タウリンも豊富ょ♪
【エスカルゴってどんな食材?】
ガーリックバターのオーブン焼き料理が主流で、プリッとした食感のエスカルゴ。
『サイゼリア』さんのメニューでも有名ですね。
大型カタツムリでサザエの仲間だけど、食用はアフリカマイマイなどに限られます。
亜鉛/鉄分/タウリンに、旨味成分ベタインも豊富ょ♪
【エビの栄養】
お刺身からフライ/チリソース煮など、様々な料理の主役に活躍できるエビ。
バナメイエビなど種類も豊富ですが、どれも低脂肪高タンパクでダイエットにも◎
カリウム/鉄/亜鉛などのミネラルに、タウリン/グリシンなども豊富です。
殻ごと食べればカルシウムやキチン質も摂れますょ♪
【海老を加熱するとなぜ赤くなるの?】
生の状態だと黒っぽい色をしているエビやカニでも、焼いたり茹でたり加熱すると真っ赤に色付きます。
これは殻に含まれる「アスタキサンチン」という物質が原因。
タンパク質と結び付いていたのが加熱で離れると、酸化して赤くなるのょ♪
【カニってどんな食材?】
グルタミン酸を中心にうま味が多く、ビタミンB1/B2も豊富なカニ。
代表的なカニの種類は……
毛ガニ⇒身が柔らかく味噌が美味しい
ズワイガニ⇒旨味と甘味が強い
タラバガニ⇒大型で食べ応えが凄い
鱈が獲れる場所で獲れるから、タラバ蟹だとか♪
【シャコってどんな食材?】
少し高級なお寿司屋さんのネタで見られ、パンチで有名なシャコ。
甲殻類だけど海老とはまた違った旨味があり、身は柔らかく卵はコリコリの食感が特徴です。
手に入りにくいですが、低カロリー高タンパクでビタミンB12/Eやタウリンが豊富。
アミノ酸もたっぷりょ♪
頭足類他
【イカの栄養は?】
和洋中問わず、各国の料理に使用されることの多いイカ。
調理もお刺身から煮物や揚げ物と幅広く、低脂肪/低カロリーかつタンパク質や歯応えがあるので、ダイエット食品としても有名ですね。
その他ビタミンEやタウリン、DHA/EPAも豊富に含まれて優秀だけど、食べ過ぎに注意ょ♪
【イカの皮は何枚あるの?】
イカの皮は剥いたので大丈夫~と思って、焼いたらクルンッ!……あるあるですよね。
実はイカの皮は何層もあって、
1層:表皮15μ
2層:色素層200μ
3層:多核層60μ
4層:真皮40μ
裏:内臓側10μ に分かれています。
簡単に剥けるのは表2層までょ♪
よく見かける”真イカ”は、スルメイカ?コウイカ??
実は地域によって変わり、手持ちの辞典によると…
東京:コウイカ
山口:ケンサキイカ/シリヤケイカ
北海道/日本海側/伊豆:スルメイカ ですって。
桃泉はずっとスルメイカだと思ってたゎ♪
【タコってどんな食べ物?】
外国ではDevilfishとも呼ばれ忌み嫌われるも、日本ではタコ焼きを始め人気の高い蛸。 栄養はイカとよく似ており、低脂肪の低カロリーでタウリンやマグネシウムも多いですね。
食べ応えもあるから、少し値は張るけどダイエットに良いかも♪
【ナマコってどんな食材?】
中国で絶大な人気を誇り、「黒いダイヤ」と呼ばれるほどの高級なナマコ。
食用とされるのはマナマコで、分厚い皮膚を酢の物や煮物、内臓はこのわたとして頂きます。
豊富なコラーゲンに、ビタミンB群やカルシウムが豊富ですょ。
高いのは乾燥ナマコで、生なら意外と♪
【クラゲの栄養は?】
酢の物や冷やし中華の具材に使われ、プルコリ食感が特徴のクラゲ。
食用とされるのは”エチゼンクラゲ”や”ビゼンクラゲ”などの鉢クラゲで、毒の無い傘の部分を頂きます。
95%以上が水分で構成されており、低カロリー低糖質です。
栄養面ではコラーゲンやミネラルが豊富ょ♪
【ホヤってどんな食べ物?】
独特の風味と共に五味を持つと言われ、北海道や東北地方の珍味として知られるホヤ。
漢字で「海鞘」と書き、魚や貝ではなく脊索動物の一種とされます。
タンパク質を中心にDHA/EPAや、ビタミンB群/タウリン/鉄/亜鉛が豊富ですね。
殻と内臓を取った酢の物が主流ょ♪
【ウニの栄養は?】
トロ~リ濃厚な磯の旨味が特徴で、お寿司の高級ネタとしても有名なウニ。
5房に分かれたオレンジ色の身を頂きますが、これは生殖巣です。
脂質が多くDHA/EPAや、ビタミンA/B群/Eにタウリンも豊富に含まれます。
少量なら問題ないけど、コレステロールやプリン体に注意してね♪
海藻類
【とろろ昆布とおぼろ昆布は同じもの?】
おにぎりや汁ものを始め、和食のトッピングとして人気のとろろ昆布とおぼろ昆布。
共にお酢で柔らかくした昆布だけど、大きな違いは削り方です。
とろろ昆布は重ねた側面を削り糸状のふわふわに、 おぼろ昆布は表面を削り繊維感のある薄紙状になりますょ♪
【子持ち昆布の卵の正体は?】
「昆布の子供なのかぁ~」と思っていたのは遥か昔、ニシンの卵―数の子が産み付けられた子持ち昆布。
実は完全天然物は激レアで、通常に出回っているのは「天然」とあっても人の手が入っています。
メッチャ安いモノは、カペリンやホキの卵も♪
【海ぶどうの栄養は?】
磯の香りとプチプチとした食感が特徴の、沖縄名産海ぶどう。
グリーンキャビア/クビレズタ/ンキャフとも呼ばれますね。
低カロリーで豊富な食物繊維に、カルシウム/マグネシウムなどのミネラルやポリフェノールも含まれます。
時期によってはスーパーで手に入るかも♪
【もずくってどんな海藻?】
定番の酢の物をはじめ、前菜やおつまみで人気のもずく。
磯の香りと共にヌル&シャキ食感が特徴ですね。
水溶性食物繊維のフコイダンがヌメリを生み、抗がん/抗ウイルスやコレステロール/高血圧低下に期待されています。
低カロリーでβ-カロテンやミネラルも豊富ょ♪
【トサカ海苔は着色している?】
刺身のツマや海藻サラダでよく見る、鶏冠海苔。
赤色が多いけど、白や緑色もありますね。
色は違っても、実は全て同じ鶏冠海苔なんです。
そう聞くと着色料を意識しますが、石灰でアルカリ処理することで赤⇒緑⇒白と色が変化するのですょ♪
【日本の海苔と韓国海苔の違いは?】
バリバリとした食感に、シンプルな塩とゴマ油が香ばしい韓国海苔。
味付けはともかく、海苔の味わいまで違うのは…
日本:スサビノリ
韓国:オニアマノリ/マルバアマノリ
の材料と、韓国は海苔の刻み方が粗いから。
料理用に、味付けナシの韓国海苔もあるょ♪
おわりに
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます‼
今回は海産物に絞って公開しましたが、他にも野菜編/果物編/肉・乳製品編/郷土料理編/調理編/調味料編で纏めております。
ちょっとした暇つぶしにもなりますので、ご覧頂ければ幸いです♪
X(旧Twitter)「桃泉のおうちごはん」でも料理の雑学やおうちご飯を公開しているので、気になる方はぜひ覗いてみて下さいね。
桃泉の備忘録では他にも、レシピやスーパーのお惣菜レビューに力を入れてます‼
日々の献立のヒントにどうぞ♪
今後ともよろしくです~♪