こんにちは。桃泉です。
今回は桃泉が備忘録として書き溜めていた、料理の雑学をまとめて大公開‼
1項目につき約150文字ほどに情報をギュッと凝縮し、広く浅く共有しますょ~☆
全部載せるとページが重くなり過ぎるので、今回は「果物」に絞りました。
食材についての知識が深まれば、料理の腕もきっと上がるハズ!
一緒に学んで、おうちご飯を盛り上げていきまっしょい♪
(最終更新:2024/4/26)
桃泉の料理雑学集~果物~
この章では果物についての雑学を纏めました。
石果類/漿果類/蜜柑状果類/仁果類/堅果・種実類/果実的野菜の6類に分けて表示してますので、気になるものからお楽しみください♪
石果類
【桃の栄養は?】
古くは『古事記』にもその存在が知られ、不老長寿や邪気払いとしての言い伝えも多い桃。
ジューシィな果肉で甘味も非常に強いけど、実は40kcal/100gと意外に低カロリーなのが嬉しいですね。
栄養面では水溶性食物繊維のペクチンをはじめ、カリウムやナイアシンも豊富ですょ♪
【スモモの栄養は?】
桃によく似た形で、甘味と酸味が味わえるスモモ。
明治時代に日本のスモモがアメリカへ輸出されて、品種改良されたものがプラムです。
腸内環境を整える食物繊維ペクチンとソルビトールに、葉酸やアントシアニンも豊富ですね。
クエン酸やリンゴ酸も含み、疲れた時にGoodょ♪
【梅の栄養は?】
梅酒や梅干しをはじめ、調味料としても活用される梅。
実が熟して酵素が働くまでは毒性のあるアミグダリンがあるので、加熱/アルコール/塩による加工が必須です。
クエン酸など有機酸の疲労回復や、ベンズアルデヒドの防腐効果が有名ですね。
ビタミンEやミネラルも豊富ですょ♪
【梅干しはなぜ赤くなるの?】
梅の実は緑色だけど梅干しが真っ赤になるのは、シソの葉と一緒に漬けるからです。
シソの葉にはアントシアン系色素の「シソニン」が含まれ、アルカリ性では青く、酸性では赤く変色します。
梅は酸性のクエン酸やリンゴ酸が豊富ですからね♪
【さくらんぼってどんな果物?】
可愛らしい見た目と爽やかな甘酸っぱさが特徴で、6月が旬のさくらんぼ。
β-カロテンやカリウムが豊富で、ソルビトールによる緩下作用など美容効果が嬉しいですね。
ただしお腹が緩くなるので食べ過ぎや、種のアミグダリンには気を付けてね♪
【ビワってどんな果実?】
華やかな風味と優しい甘味でそのままは勿論、ゼリーやソースにしても楽しめるビワ。
中国原産ながら平安時代から親しまれており、家庭果樹としても人気ですね。
食物繊維とβ‐カロテンに、ビタミンCやカリウムなどが豊富に含まれます。
なお、代表的な品種は茂木と田中♪
漿果類
【ブドウってどんな果物?】
秋の味覚として大人気で、巨峰/ピオーネ/デラウェアと品種も様々なブドウ。
ブドウ糖や果糖に加え、ビタミンB群/C/D/Eやカリウムも豊富です。
特に皮にはアントシアニンも多いので、少し渋いけど皮ごと食べると◎
甘味は先端<軸なので先端から食べるのがおススメ♪
【柿の栄養は?】
シャキトロ食感に濃厚な甘みが特徴の、秋の味覚柿。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」とよくあるコピペ通り、その栄養は凄まじいッ!
1つ食べればビタミンCは100㎎摂れ、食物繊維/β‐カロテン/リコピン/カリウムも豊富。
ただタンニンも多く、胃石の心配があるので1日1個目安でね♪
【干し柿はなぜ甘くなるの?】
カッチカチで無理矢理食べると歯が浮きそうになる、渋柿。
そう、干し柿の元ですゎw
実は渋柿の渋味はタンニンによるもので、皮を剥いて干すと水溶性が不溶性に変化して渋みが消えます。
さらに甘味が凝縮するから、激甘になるんですね♪
【イチジクってどんな果物?】
旧約聖書にも登場し、プチプチとした食感が癖になるイチジク。
漢字で「無花果」と書き、花を実の中につけるのが大きな特徴ですね。
分解酵素のフィシン/リパーゼ/アミラーゼを持ち、三大栄養素の消化吸収を助けてくれます。
ペクチンも多いのでジャムにもGood♪
【キウイフルーツの栄養は?】
瑞々しくサッパリした酸味と甘味で、根強い人気のキウイフルーツ。
特筆すべきはビタミンCの高さで、約69㎎/100gと苺やレモンを上回るほど。
さらにビタミンE、ポリフェノール、カリウムやタンパク質分解酵素アクチニジンも含まれます。
可食部が多いのもGoodね♪
【マンゴーの栄養は?】
世界三大フルーツに数えられ、ネットリトロピカルな甘さ特徴のマンゴー。
宗教的に神聖視され、インドでは4000年間栽培されているとも。
食物繊維にβ-カロテン、ビタミンA/B群/C/葉酸やカリウムなどのミネラルも豊富です。
そのままは勿論、お肉のソースにも使われますょ♪
【ライチの栄養は?】
上品な香りにプリプリの瑞々しい甘味が特徴で、楊貴妃も愛したと言われるライチ。
中国/台湾/アメリカ産が多く、国内では沖縄や鹿児島で生産されていますね。
食物繊維やビタミンB群/Cにカリウムが豊富で、ロイコシアニジンも。
1日10個程度に抑え、食べ過ぎには気を付けて♪
※分類上は果樹類
蜜柑状果類
【レモンの栄養は?】
爽やかな酸味で、活躍の場が多いレモン。
豊富なビタミンCは「レモン〇個分の~」と、指標に使われるほどです。
さらにクエン酸が筋肉疲労やミネラルの吸収に働き、皮ごと食べればビタミンEも摂れて抗酸化作用UP!
ただし防カビ剤等が怖いので、国産の無農薬がおススメょ♪
【ミカンの栄養は?】
甘酸っぱく瑞々しい味わいで人気な、冬の風物詩ミカン。
お店では有田/和歌山/愛媛など種類も豊富だけど、基本的には温州ミカンのブランド名ですね。
水分補給はもちろん、ビタミンA/B/C/Pやカリウムが多く、β-クリプトキサンチン/ノビレチンにも注目が集まっていますょ♪
【グリーンハウスミカンは甘い?】
6月~8月頃でもお店で売られている、グリーンハウスミカン。
「少加温栽培」のハウス栽培で、名前の通り緑色をしています。
皮が緑色だから酸っぱそうだけど、しっかり熟しているので、意外と皮も柔らかく甘味と酸味のバランスが良いのょ♪
【いよかんの栄養は?】
甘味/酸味のバランスが良く濃厚な味わいで、冬が旬のいよかん。
伊予の国、愛媛県で生産されるのが名前の由来と言われます。
食物繊維とクエン酸に、ビタミンC/Pやシネフィリンが豊富です。
精油成分にリラックス効果が見込まれ、柚子湯のように皮を湯船に浮かべてもGood♪
【ネーブルオレンジの栄養は?】
強い甘味とおへそに似た窪みが特徴のネーブルオレンジ。
薄皮(じょうのう膜)が柔らかいので、ミカンのようにパクパク食べられるのも嬉しいですね。
甘いのでカロリーは高めだけど食物繊維やβ-カロテン、ビタミンB1/2/Cにカリウムなどのミネラルも豊富ですょ♪
【グレープフルーツってどんな果物?】
大きな実にたっぷりの果肉を付け、甘味/酸味にほのかな苦味が特徴のグレープフルーツ。
食物繊維にビタミンA/C/葉酸やカリウムなどのミネラル、フィトケミカルも多く含まれます。
ただし薬の代謝を阻害する「フラノクマリン類」成分もあるので気を付けてね♪
【シークワーサーの栄養は?】
爽やかな酸味や香りが特徴で、沖縄を代表する果実シークワーサー。
レモンと同じように、果汁を料理や飲み物に合わせて使われますね。
クエン酸が多く、ビタミンB1/2/Cにカリウムなども含まれます。
特にノビレチンが豊富で、認知症予防などに期待されていますょ♪
【柚子の栄養は?】
幽庵焼きなどの料理や薬味、お風呂に浮かべても楽しめる柚子。
果汁はポン酢/三杯酢などの原料に、皮は彩りや薬味にそれぞれ使いますね。
食物繊維のペクチンに、ビタミンC/Pやカリウムなどのミネラルも豊富です。
レモンと同様にクエン酸や、精油成分のリモネンもたっぷりょ♪
【キンカンってどんな柑橘類?】
柑橘類の中で最小と言われ、サッパリとした酸味/甘味にほのかな苦味も特徴的なキンカン。
皮ごと食べることができ、生~ジャム/甘露煮などで楽しまれますね。
β-カロテンやビタミンA/C/E/Pに、カルシウムも多く含まれます。
シネフリンも含み、のど飴の原料にも♪
仁果類
【梨に栄養はあるの?】
水分たっぷりでシャリシャリ食感の、秋の味覚梨。
独特の食感を生む果肉は、壁の厚い石細胞から成り不溶性食物繊維のリグニンがたっぷり。
リンゴ酸/クエン酸/アスパラギン酸も含まれ、疲労回復にも◎
タンパク質分解酵素もあるので、焼肉のタレにもよく使われますね♪
【梨の種類と味の特徴は?】
秋の味覚として知られる梨ですが、その種類は多数あって何を選べば良いのやら…orz
出荷が多い順に品種をまとめると、
幸水:糖度12/やや平たく柔らかい
豊水:糖度13/柔らかく僅かに酸味
新高:糖度12/大型で歯応えがある
二十世紀:糖度11/皮が緑で僅かに酸味
ですょ♪
【リンゴの栄養は?】
程よい甘味と酸味にシャリッと食感を持ち、そのままでも料理に活用しても楽しめるリンゴ。
その80%以上が水分なので重量の割には低カロリーで、食物繊維にビタミンCやカリウムが豊富に含まれます。
さらにポリフェノールによる、様々な健康効果にも期待されていますょ♪
【イチゴの栄養は?】
芳醇な香りに甘味/酸味を持ち、鮮やかな赤色を添えるのでスイーツで大活躍のイチゴ。
ビタミンCを豊富で、葉酸やカリウムに赤色のアントシアニンやキシリトールも含まれます。
さらに水溶性食物繊維のペクチンが多く、ジャム作りも◎
果糖も多いので食べ過ぎには気を付けて♪
【イチゴの1・2・3】
苺は小粒や大粒、台形や円錐形と様々な形がありますよね。
実は同じ品種でも、収穫時期で形が変わるのです。
シーズンに3回花と実を付けて…
1番果:大粒の台形で甘い
2番果:整った円錐形でやや甘い
3番果:小粒の丸形でやや酸っぱい
と、味も別物に♪
【悲報:あまおうは「甘王」じゃなかった件】
福岡県が誇る”あまおう”は大粒で甘みも強く、まさにイチゴの王様=甘王ょ!
……と思ってましたが、実は
「あ」かくて
「ま」るくて
「お」おきくて
「う」まい
の頭文字が名前の由来だとかw
もぅ甘王でも良いと思いますゎ♪
【ブルーベリーの栄養は?】
ジャムやトッピングによく使われ、ベリーの中で最も有名なブルーベリー。
濃い紫色に甘酸っぱい味わいと、種のプチプチ感が特徴ですね。
眼に良いと言われるアントシアニンに、食物繊維やビタミンC/Eやカリウムが豊富です。
傷みやすいので冷凍や加工品がほとんどょ♪
【ラズベリーの栄養は?】
小さな粒が寄り集まって中に空洞があり、瑞々しい甘酸っぱさが特徴のラズベリー。
そのままは勿論、ジャム/お酒などに加工しても楽しまれますね。
食物繊維やビタミンCに、鉄/亜鉛/カリウムなどのミネラルも豊富です。
香り成分ラズベリーケトンの脂肪燃焼効果に期待ょ♪
堅果・種実類
【カシューナッツの栄養は?】
中華料理では炒め物の具材で使用され、おつまみとしても人気のカシューナッツ。
多量のオレイン酸に、ビタミンB1/6/Kや葉酸/ビオチンが含まれています。
特に鉄/亜鉛/銅/マグネシウム/リンなど、ミネラルも豊富ですょ。
糖質も多いので、食べ過ぎには気を付けて♪
【クルミの栄養は?】
非常に硬い殻に守られ、カリッと香ばしいクルミ。
ローストしてそのまま頂いても、パンやスイーツに合わせたり佃煮にもよく合いますね。
低糖質で食物繊維が多く、ビタミンB1/6/E/葉酸に胴/亜鉛などミネラルも含まれます。
特にα-リノレン酸の量は、ナッツ類で最多ですょ♪
【アーモンドの栄養は?】
香ばしくカリッとした歯応えで、お菓子/サラダのトッピングなどで人気のアーモンド。
低糖質で食物繊維/タンパク質/オレイン酸が多く、ビタミンEや鉄/マグネシウムなどのミネラルも含まれます。
咀嚼も増えてダイエット効果にも注目されるけど、食べ過ぎには要注意ょ♪
【栗の栄養は?】
ホックリと上品な甘味があり、羊羹やケーキなどスイーツの材料として世界でも愛されている栗。
品種も多く、和栗/西洋栗/中国栗など大きさや味わいも様々です。
炭水化物や不溶性食物繊維が多く、ビタミンA/B1/C/葉酸にカリウムやタンニンも豊富ですね。
1日3粒程度が適量ょ♪
果実的野菜
【バナナの栄養は?】
忙しい時でもサッと食べられ、ネットリした甘味と安価で人気のバナナ。
炭水化物が豊富ですぐエネルギーに変わるブドウ糖に、ゆっくり消化されるデンプンが栄養補給にピッタリです。
カリウム/マグネシウムも多く、ビフィズス菌を増やすフラクトオリゴ糖も嬉しいですね♪
【パイナップルの栄養は?】
甘酸っぱく食べ応えがあり、お肉との相性も良いと人気のパイナップル。
樹木ではなく茎の上部に実をつけ、植物名はアナナスと呼ばれます。
さまざまな糖質に食物繊維、ビタミンA/B1/Cやカリウムなどのミネラルも豊富ね。
さらにクエン酸も多く、疲れた時におススメょ♪
【メロンの栄養は?】
上品な甘さと香りにジューシィな食感で、高級品として知られるメロン。
種類も多く果肉の色から、赤/緑/白肉と分類されますね。
水溶性食物繊維のペクチンに、ビタミンB6/Cやカリウムも豊富です。
さらに緊張緩和で知られるGABAや、赤肉には特にβ‐カロテンが含まれますょ♪
【安いメロンの方が美味しい…だと?】
同じ品種のメロンでも「高い方が良いんでしょ?」と買って食べたら、硬くて微妙だった……なんて事ありませんか?
実はメロンは追熟するので、廃棄手前で値下げしたものの方が甘くなります。
すぐ食べるなら、安売りの方がおススメょ♪
【スイカの栄養成分】
甘くて水分たっぷりな夏の風物詩、スイカ。
実は生活習慣病予防に良いとされる、カリウム/リコピン/β-カロテン/シトルリンといった栄養成分も多く含まれます。
塩をかけると甘く感じますが、カリウムとのバランス調整に一役買ってますょ♪
おわりに
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます‼
今回は果物に絞って公開しましたが、他にも野菜編/海産物編/肉・乳製品編/郷土料理編/調理編/調味料編で纏めております。
ちょっとした暇つぶしにもなりますので、ご覧頂ければ幸いです♪
X(旧Twitter)「桃泉のおうちごはん」でも料理の雑学やおうちご飯を公開しているので、気になる方はぜひ覗いてみて下さいね。
桃泉の備忘録では他にも、レシピやスーパーのお惣菜レビューに力を入れてます‼
日々の献立のヒントにどうぞ♪
今後ともよろしくです~♪